株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員:粟井俊介)は、15~18歳の高校生926名(うちアルバイト就業者644名)を対象に実施した「高校生のアルバイト調査(2026年)」の結果を発表しました。
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【TOPICS】
◆高校生のアルバイト就業率は、25.2%で前年から減少。特に1年生が前年比(3.9pt)減少、家庭の関与が影響している可能性【図1、2】
◆高校生の4割は「闇バイトと普通の求人の見分けがつきにくい」。約半数が「以前に比べて、闇バイトではないか十分に注意するようになった」と回答【図3】
◆高校生の75.0%が学業に取り組む時間を「十分に確保できていない」と感じている。アルバイト就業者では、「SNSやスマートフォンを使う時間が長い」が最多【図4、5】
◆「学業との両立を優先してほしい」と周囲に言われたことのある高校生は39.9%。勤務日数は「1~2日」が前年比8.8pt増、「1~3時間」勤務も増加【図6、7】
◆アルバイトの目的は「趣味」や「推し活」が上位。アルバイトから得られるものでは「働くことに対する意識」が最多【図8、9】
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【調査概要】
◆高校生のアルバイト就業率は、25.2%で前年から減少。特に1年生が前年比(3.9pt)減少、家庭の関与が影響している可能性
現在アルバイトをしている高校生の割合は25.2%で、前年から2.2pt減少した。アルバイト就業経験率(「アルバイトをしている」+「現在アルバイトをしていないが、これまでにしたことがある」)の合計についても39.6%となり、3年ぶりに30%台となった。
学年別にみると、「1年生:16.6%」(前年比:3.9pt減)「3年生:34.9%」(同:3.5pt減)の低下が目立った。
アルバイトをしていない理由をみると、1年生では「親・家族から禁止されている」が前年から2.4pt増加し、3年生では「学校生活(学業・部活など)との両立が難しい」が4.8pt増加している。これらの結果から、学業との両立負担や家庭の関与などの要因により抑制されている様子がうかがえる。【図1、2】
【図1】

【図2】

◆高校生の4割は「闇バイトと普通の求人の見分けがつきにくい」。約半数が「以前に比べて、闇バイトではないか十分に注意するようになった」と回答
「闇バイト」が話題となった昨今において、「闇バイトと普通の求人の見分けがつきにくい」と感じている高校生は全体で41.5%となった。そのうち、アルバイト就業者は40.3%、非就業者は44.1%で、アルバイトをしていない高校生のほうが3.8pt高かった。
また、「以前に比べて、闇バイトではないか十分に注意するようになっている」と回答した割合は全体で50.7%となり、非就業者(60.6%)は就業者(46.3%)よりも14.3pt高い傾向がみられた。特に非就業者の1年生は66.1%と他学年より高かった。見分けの難しさを感じる割合が一定数みられる一方で、闇バイトへの警戒意識は、経験や知識が浅い層ほど高い傾向がみられた。【図3】
【図3】

◆高校生の75.0%が学業に取り組む時間を「十分に確保できていない」と感じている。アルバイト就業者では、「SNSやスマートフォンを使う時間が長い」が最多
高校生のうち、自身が「学業に取り組む時間を十分に確保できていない」と感じている割合は75.0%だった。アルバイト就業中の高校生では76.1%となり、アルバイト非就業の高校生(72.4%)と大きな差はみられなかった。十分に確保できていない理由としては、「SNSやスマートフォンを使う時間が長いため」が55.8%で最も高く、「趣味・推し活に時間を使っているため」(36.1%)が続いた。「SNSやスマートフォンを使う時間が長いため」は、就業・非就業に関わらず5割を超えている。
内訳をみると、就業者では「アルバイトに時間を割いているため」(38.8%)、非就業者では「趣味・推し活に時間を使っているため」(39.8%)が相対的に高い傾向がみられたものの、いずれの層においても複数の要因が挙げられていることから、学業時間の確保には、アルバイトの有無に限らず、SNSや趣味を含めた日常の時間の使い方が関係している様子がうかがえる。
こうした中、アルバイトとの両立に着目し、「学業の時間を十分に確保できている」就業中の高校生に両立の工夫を聞いたところ、約8割が何らかの工夫を行っていた。内容としては、「シフトの融通が利くアルバイトを選ぶ」(34.5%)が最も高く、「テスト期間などにはシフトに入らない(減らす)」(29.1%)、「学校や自宅に近い職場を選ぶ」(28.2%)が続いた。これらの結果から、アルバイトと学業の両立においては、シフトや勤務条件の調整のしやすさが一つの要素となっている可能性が示唆される。高校生においては学業と日常生活のバランスを踏まえた働き方が求められる中、企業においても、こうした点に配慮した就業環境づくりが、両立を支える一助となることが考えられる。【図4、5】
【図4】

【図5】

◆「学業との両立を優先してほしい」と周囲に言われたことのあるアルバイト高校生は39.9%。勤務日数は「1~2日」が前年比8.8pt増、「1~3時間」勤務も増加
「今の職場で働く時間・日数を減らしてほしい」と周囲から言われたことがあるアルバイト就業中の高校生は21.7%となり、約5人に1人以上が周囲にアルバイト時間の短縮を求められていることが明らかとなった。加えて、「学業との両立を優先してほしい」と言われたことがある割合は39.9%にのぼり、特に「母親(26.6%)」「父親(13.9%)」からの希望が多い結果となった。
アルバイトをしている高校生の1週間あたりのアルバイト日数をみると、「3~4日」が47.9%で最も高かった。「1~2日」は2024年と比べて8.8pt増加している。
また、1日あたりの勤務時間についても、2024年以降で「4~5時間」が減少し、「1~3時間」が増加している。高校生が、アルバイトに費やす時間を抑える方向へシフトしていることがうかがえる。【図6、7】
【図6】

【図7】

◆アルバイトの目的は「趣味」や「推し活」が上位。アルバイトから得られるものでは「働くことに対する意識」が最多
アルバイトをする目的としては、「趣味のため」が47.5%で最も高く、前年に最も高かった「貯金するため(48.3%)」と順位が入れ替わった。次いで「推し活・ゲームなど娯楽に使うため」が40.8%となり、前年から2.9pt増加している。高校生は一般的に被扶養者であることから、アルバイトの目的は、将来への備えよりも、現在の自身の生活をより充実させるための資金を得るものという意識が高まっているようだ。
また、アルバイトで得られているものは、「働くことに対する意識(意義の理解・前向きな姿勢)」が67.7%で最も高く、「新しい人脈の形成(62.6%)」や「対人スキルの向上(61.9%)」が続いた。
主な目的は収入としつつも、実際に働く経験を通じて、働くことへの意識やスキルの面での変化を感じている様子もみられる。【図8、9】
【図8】

【図9】

【調査担当者コメント】
高校生のアルバイト就業率は前年からやや減少し、アルバイト就業中の高校生においても、勤務日数や勤務時間を抑える動きがみられました。
その背景には、大学進学率の上昇を背景とした学業優先意識の高まりや、家庭や周囲からの就業抑制の働きかけなど、複合的な要因が影響している可能性が考えられます。
一方で、物価高が続く中、アルバイトは高校生にとって趣味や推し活などを楽しむ収入源であると同時に、働く経験を通じて前向きな職業観を育む機会にもなっている様子がうかがえます。
こうした側面を踏まえると、アルバイトと学業の双方に意義がある中で、高校生は両者のバランスをどのように取るかが求められます。そのためには、「就業先の柔軟性」が不可欠です。未成年である高校生本人の判断のみに委ねるのではなく、家庭・学校・就業先が連携し、両立を支える環境を整えていくことが重要ではないでしょうか。
キャリアリサーチラボ 研究員 嘉嶋 麻友美
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『マイナビ 高校生のアルバイト調査(2026年)』
【調査期間】 2026年2月18日(水)~ 3月2日(月)
【調査対象】 15~18歳の高校生※高専、専門学校は除く
【有効回答数】 SCR調査(就業者1,067サンプル、非就業者3,165サンプル)
本調査(就業者644サンプル・非就業者282サンプル)
【調査方法】 WEBアンケート調査
(調査主体︓株式会社マイナビ アンケートモニター提供元:外部調査会社)
※総務省統計局「労働力調査基本集計(2025年)」の15歳以上パート・アルバイト就業者数の性別・エリアの構成比を元にウェイトバックを行っています。
※調査結果は、端数四捨五入の関係で合計が100%にならない場合があります。
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