株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員:土屋芳明)は、2024年卒業予定の全国の大学生、大学院生を対象に実施した、「マイナビ 2024年卒 学生就職モニター調査 7月の活動状況」の結果を発表しました。

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《TOPICS》
・入社予定先を決めたあとに不安になったことがある学生は51.0%【図1、2、3】
・ジョブ型雇用の採用選考に応募したことがある割合は前年比1.0pt増の12.9%。入社予定先がジョブ型雇用だった場合、満足度は高い傾向に【図4、5、6】
・就職活動に影響したニュースワードの1位は「初任給アップ」で22.2%。初任給アップの有無を企業の評価基準としていた学生も【図7、8】
・就活生の周りで流行った「就活用語」の1位は「ガクチカ」【図9、10】

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【調査概要】
入社予定企業を決めたあとに不安になったことがある学生は前年比0.9pt減の51.0%だった。そのうち不安が解消されていない割合は64.7%で、前年に比べて7.0pt増加した。不安が解消されない学生に「もしこうだったら不安は解消されたこと」を聞いたところ「待遇面で不満が解消される(22.4%)」の割合が前年より6.6pt増加し最も高かった。日本の低賃金や、初任給アップのニュースに影響されてか、自身の入社予定先の待遇面が問題ないか不安を感じる学生が増えたと推察される。【図1、2、3】

 

【図1】<入社予定先を決めている学生限定>
入社予定企業を決めたあとに、「本当にこの会社でいいのか」と不安になったことがあるか

 

【図2】<不安になったことがある学生限定>不安は解消されたか

 

【図3】<不安が解消されない学生限定>
「もしこうだったら『この会社でいいのか』という不安は解消されたのに」と思うこと 


ジョブ型雇用の採用選考に応募したことがある割合は前年比1.0pt増の12.9%で、入社予定先を決めている学生のうち、ジョブ型雇用で採用された割合は前年比1.1pt増の7.7%だった。入社予定先の満足度を5段階で聞いたところ、ジョブ型雇用での採用だった場合の満足度5(最高)の割合は63.4%で、そうでない場合の51.0%より12.4pt高かった。ジョブ型雇用で採用された学生は、自ら「目指す仕事」の採用枠に応募し、「その仕事を担う人材」として企業に選ばれて採用されたという達成感があり、満足度が高い結果になったと考えられる。【図4、5、6】

 

【図4】ジョブ型雇用の採用選考に応募したことがある割合

【図5】<入社予定先を決めている学生限定>入社予定先がジョブ型雇用での採用だった割合

【図6】<入社予定先を決めている学生限定>
入社予定先総合満足度(入社予定先はジョブ型雇用での採用か/それ以外か別)

 

就職活動に影響したニュースワードを聞いたところ、1位は「初任給アップ(22.2%)」。2位は3年連続で「テレワーク、リモートワーク、在宅勤務(20.0%)」、3位は「働き方改革(18.2%)」、4位は前年まで3年連続1位だった「新型コロナウイルス感染症(18.0%)」だった。選んだニュースワードは就職活動にどのように影響したかを自由回答で聞いたところ、企業の安定性や社会変化への順応性を評価する基準として、初任給アップが実現できているかどうかを見ている様子がうかがえた。【図7、8】

 

【図7】就職活動に影響したニュースワード(全体順位・経年推移)

 

【図8】選んだニュースワードは就職活動にどのように影響したのか(自由回答)

 

周りで流行った「就活用語」について、今年最も多く挙がったのは「ガクチカ」で19年卒以来5年ぶりの1位となった。24年卒の学生は入学時からコロナ禍で、「ガクチカがない」と話題になったことは記憶に新しい。2位は前年まで3年連続1位の「NNT」(=「無い」内定の略)だった。TOP10に新たに入ったのは、まだ最終選考結果が出ていない企業を指す「持ち駒」だった。ランク外にも「ノーサー、ノーゼミ(サークル・ゼミに無所属の就活生)」「時短就活」など特徴的な言葉が現れている。【図9、10】

 

【図9】あなたの周りで流行った就活用語

 

【図10】ランク外で目新しかった用語、特徴的な用語(一部抜粋)

 


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【調査概要】「マイナビ 2024年卒 学生就職モニター調査 7月の活動状況」
○調査期間/2023年7月25日(火)~7月31日(月)
○調査方法/WEB上のアンケートフォームより入力
○調査対象/2024年卒業予定の全国の大学生および大学院生
○調査機関/自社調べ
○有効回答数/1,748名(文系男子278名 理系男子444名 文系女子529名 理系女子497名)
※調査結果は、端数四捨五入の都合により合計が100%にならない場合があります。

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