株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員:中川信行)は、全国の15~69歳の男女(中学生を除く)(有効回答数:スクリーニング調査19,656名、本調査1,532名)を対象に実施した「非正規雇用に関する求職者・就業者の活動状況調査(3-4月)」の結果を発表しました。

※非正規雇用:アルバイト、派遣社員、契約社員、嘱託

 

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【TOPICS】

◆アルバイトの仕事を探した理由は「貯金のため」が44.3%。「仕事を辞めた・辞める予定(自己都合)」という理由では[飲食・フード]、[医療・福祉・介護]が高い結果に【図1、2】

◆21年3-4月の新規就業は、アルバイトと嘱託では「難しい」が増加。一方、派遣社員と契約社員は「難しい」が減少【図3】

◆同一労働同一賃金を詳細まで認知している人の割合は4割弱。3-4月に新しく非正規雇用の仕事に就いた人は詳細まで理解している人が多く、同一労働同一賃金を意識した仕事探しをしている【図4】

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【調査概要】

求職者・新規就業業者がアルバイトを探した理由として最も多かったのは「貯金をするため(44.3%)」、次いで「自分の生活費のため(40.6%)」、「仕事を辞めた・辞める予定(自己都合)(23.9%)」だった。【図1】

現在の職種別では「会社を辞めた・辞める予定(自己都合)」のためが[飲食・フード]で34.8%、[医療・福祉・介護]で32.6%と高い結果に。また「会社を辞めた・辞める予定(会社都合)」のためが[オフィスワーク]で11.9%、[警備・清掃・ビル管理]で11.4%と、他の業種に比べ高くなった【図2】。

新たに仕事を探した際、「難しい」と感じた人はアルバイトで31.9%(1-2月比:0.2pt増)、派遣社員で33.6%(1-2月比:0.3pt減)、契約社員で39.7%(1-2月比:7.5pt増)、嘱託で36.8%(1-2月比:6.3pt増)だった。アルバイトと嘱託では「難しい」と回答した割合が増加した一方で、派遣社員と契約社員は緩和した。3-4月は新年度に向けた契約社員や派遣社員などの契約更新時期と重なり、企業の採用活動が一時的に活発になったことも考えられる。【図3】

同一労働同一賃金について、「詳細を知っている」と回答した人は全体で38.4%、「言葉は聞いたことがある程度」「全く知らない」が61.5%となった。3-4月の間に[仕事探しを行い、新しく非正規雇用の仕事に就いた]人では、詳細を知っている割合が54.2%と高い。また、同一労働同一賃金の「詳細を知っており、意識して仕事探しをしていた」が20.6%で、「仕事を探したが、新しく非正規雇用の仕事に就いていない(8.2%)」より2倍以上高い。新しく非正規雇用の仕事に就いた人ほど、中小企業への同一労働同一賃金の施行に合わせ、意識的な仕事探しを行っていた様子がうかがえる【図4】。

 

【図1】アルバイトの仕事を探した理由

 

【図2】アルバイト探しをした理由(探した時点での職種別)

 

【図3】非正規雇用(アルバイト、派遣社員、契約社員)の新規就業について

※回答数は最新の踏査のものを記載

※「難しい」は難しい・どちらかといえば難しいの合計値、「簡単」は簡単・どちらかといえば簡単の合計値で算出

 

【図4】同一労働同一賃金の認知と仕事探しへの影響(単一回答)

 

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【調査概要】「非正規雇用に関する求職者・就業者の活動状況調査(3-4月)」

○調査期間/2021年5月1日(土)~5月6日(木)

○調査方法/インターネット調査

○調査対象/スクリーニング調査:全国の15~69歳の男女(中学生を除く)本調査:全国の15~69歳の男女(中学生を除く)のうち、3-4月に非正規雇用の仕事探しをした、もしくは新たに非正規雇用の仕事をはじめた人

○有効回答数/スクリーニング調査:19,656名 本調査:1,532名

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