株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員:中川信行)は、2022年卒業予定の全国の大学生、大学院生を対象に、広報活動が開始される3月以前の行動を調査した「マイナビ2022年卒大学生広報活動開始前の活動調査」の結果を発表しました。なお、本調査は今回で10回目の実施となります。

 

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《TOPICS》

  • インターンシップ参加割合は84.5%。平均応募社数・平均参加社数は昨年を上回る【図1、2】
  • インターンシップに参加しなかった理由は「参加したかったが選考で落ちたから」が最多【図3】
  • インターンシップ以外の就職活動準備を開始したタイミングは、「9月以前」が54.6%と半数超え。理由は「早く就職活動を始めなければという焦りがあったから」が最多【図4、5】
  • コロナ禍での準備期間、「ボランティア」「資格取得」などの自己PRを見据えた課外活動の割合が大幅に減少【図6】

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【調査概要】
インターンシップに「応募・申し込みをした」学生の割合は92.5%(前年比0.1pt増)、「参加した」学生の割合は84.5%(前年比0.8pt減)となった。平均応募社数は9.4社(前年比1.7社増)、平均参加社数は5.1社(前年比0.2pt増)で、平均社数は応募・参加とも前年を上回る結果となった。参加したインターンシップの開催形式については、対面形式のインターンシップのみの参加した学生は5.0%に留まり、95.0%の学生がWEB形式を経験していた。22年卒の学生はコロナ禍の就職準備となったが、企業がインターンシップのWEB化を進め、学生側も積極的に参加していたことが分かる。【図1、2】



【図1】インターンシップ応募・参加割合と平均応募社数・参加社数の推移


【図2】参加したインターンシップの開催形式(参加者限定)


インターンシップに参加しなかった理由として最も多かった回答は「参加したかったが選考で落ちたから」で22.5%(前年比19.1pt増)だった。ただ、例年インターンシップにおいて選考を行う企業は約2割と少なく(※)、今年度は、対面形式のインターンシップで密集を防ぐために定員を減らしたものに関しては選考が通りにくかった可能性がある。また、平均応募社数が前年よりも増えていることから、選考を行っている一部のインターンシップに学生の応募が集まり、選考を通らなかった学生が多かったことが理由と考えられる。【図3】
※2021年卒マイナビ企業新卒内定状況調査より


【図3】インターンシップに参加しなかった理由(不参加者限定)


インターンシップ以外の就職活動の準備(情報収集、企業研究、自己分析、課外活動など)を開始した時期は、「昨年9月以前」が54.6%(前年比6.5pt増)となり、過半数の学生が夏までに就職活動の準備を始めていたことがわかった。活動の準備を行った理由は「早く就職活動を始めなければという焦りがあったから(30.5%)」が最多で、前年比8.9pt増加となった。22年卒は就職活動準備期からコロナウイルスの影響を受けて例年と違う動きになることが予想されたため、危機感をもって早めに活動を開始した学生が多かったことがうかがえる。【図4、5】


【図4】インターンシップ以外の就職活動準備の開始時期(活動した学生)

 

【図5】インターンシップ以外の就職活動の準備を行った理由(上位抜粋、活動した学生限定)


インターンシップ以外の就活準備について、「旅行やボランティア等、人と違うことをする」は前年から46.5pt減少。また、「資格を取得する」は27.3pt減少した。一方、昨年と比べて増加したのは「企業の採用ホームページを見る(53.1%)」で前年(16.0%)に比べて3倍以上に増加。「自分の長所短所について考える(54.8%)」、「企業検索をする(55.6%)」という回答も前年から大幅に増加した。今年度は緊急事態宣言等の影響によって活動の範囲が身近なものに限られてしまっているが、企業研究や自己分析など、できる範囲での活動に取り組んでいる学生が多かったことが分かる。【図6】

 

【図6】就職活動の準備としてインターンシップ以外に行ったこと (複数回答)


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【調査概要】「マイナビ2022年卒大学生広報活動開始前の活動調査」
○調査期間/2021年2月1日(月)~2月12日(金)
○調査方法/2月1日時点のマイナビ2022全会員にWEB DMを配信。
      インターネット上のアンケートフォームで回収。
○調査対象/2022年卒業予定の全国の大学生、大学院生
○有効回答数/3,599名(文系男子604名 理系男子584名 文系女子1,611名 理系女子750名)
※調査結果は、端数四捨五入の都合により合計が100%にならない場合があります。
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