株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員:中川信行)が運営する総合転職情報サイト『マイナビ転職』は、正社員求人掲載数・応募数推移レポート(2020年12月度)を発表しました。本調査は、総合転職情報サイト『マイナビ転職』(https://tenshoku.mynavi.jp/)に掲載された求人の「掲載数」「応募数」の推移を調査したものです。

 

【調査概要】

■2019年12月を100%とした掲載数・応募数の月次推移を見ると、2020年12月の掲載数は前年同月比98.5%、前月から2.6pt増加した。2020年12月の応募数は前年同月比111.2%、前月から25.8pt減少した。【図1】

 

【図1<全国>201912月を100%とした掲載数・応募数の月次推移

 

■業種別に掲載数をみると、業種大分類12業種のうち、4業種が前年同月と比べて増加した。中でも「不動産・建設・設備」が前年同月比125.4%と最も高く、次いで「IT・通信・インターネット」が113.2%、「環境・エネルギー」が109.8%となった。
応募数は業種大分類12業種のうち、10業種が前年同月と比べて増加。中でも「IT・通信・インターネット」が前年同月比144.7%と最も高く、次いで「不動産・建設・設備」が125.0%、「コンサルティング」が120.7%となった。【図2】

 

【図2】<業種別>【掲載数】【応募数】の増加率

 

 

■ 職種別に掲載数をみると、職種大分類16職種のうち、8職種が前年同月と比べて増加した。中でも「建築・土木」が前年同月比142.8%と最も高く、次いで「医薬・食品・化学・素材」が126.0%、「コンサルタント・金融・不動産専門職」が120.2%だった。
応募数は職種大分類16職種のうち、9職種が前年同月と比べて増加。中でも「ITエンジニア」が前年同月比161.8%と最も高く、次いで「WEB・インターネット・ゲーム」が148.4%、「医療・福祉」が146.6%となった。【図3】

 

【図3】<職種別>【掲載数】【応募数】の増加率

 

【総括】

新型コロナウイルスの影響を最も受けた2020年の4~5月に比べると、掲載数、応募数共に回復傾向にある。特に応募数は2020年6月以降、2019年12月比110%以上で推移している。年末に近づくにつれて応募数は減少する傾向にあるため12月の応募数は前月に比べると下がっているものの、求職者の動きが活発であることがわかる。
業種別に見ると「IT・通信・インターネット」の応募者は、前年発表した「転職サイト利用者の行動特性」において「柔軟な働き方」や「在宅勤務可能」といった内容を好む傾向がみられるため、新たな職場環境を望んで積極的に応募している可能性が考えられる。
職種別に見ると、厚生労働省が転職支援を発表したこともあり、「医療・福祉」、特に介護職に注目度が集まり上昇したのではないだろうか。

 

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マイナビ転職「2020年12月度 正社員求人掲載数・応募数推移レポート」概要
【調査期間】
2020年12月1日(火)~2020年12月31日(木)
【集計対象データ】
<掲載数>該当月における、弊社総合転職情報サイト「マイナビ転職」に掲載開始された求人情報から、下記除外対象データを除き集計
※除外対象:雇用形態が正社員以外
<応募数>該当月における、弊社転職情報サイト「マイナビ転職」内の応募数から、下記除外対象データを除き集計。
※除外対象:雇用形態が正社員以外
【計算方法】
月次推移:調査月の前年月の値を100%とし、各月の増減率を算出
 前年同月比:各月の前年同月を100%とし、増減率を算出
【本社所在地設定方法】
マイナビ転職の求人内において、本社窓口として設定された県をもとにエリア区分を行った(不明分を除く)。
【エリア区分】
全国47都道府県
関東:東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、栃木県、茨城県、群馬県
関西:大阪府、兵庫県、京都府、滋賀県、奈良県、和歌山県
東海:愛知県、静岡県、岐阜県、三重県
北海道・東北:北海道、宮城県、青森県、岩手県、秋田県、山形県、福島県
甲信越・北陸:新潟県、富山県、石川県、福井県、山梨県、長野県
中国・四国:広島県、岡山県、鳥取県、島根県、山口県、香川県、徳島県、愛媛県、高知県
九州・沖縄:福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県
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