株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員:土屋芳明、以下:マイナビ)が特別協賛する『マイナビオールスターゲーム2022』が、7月26日(火)に福岡PayPayドーム、27日(水)に松山・坊っちゃんスタジアムで開催されました。

 

 

今年の『マイナビオールスターゲーム2022』は、第1戦が2016年以来6年ぶりとなる福岡PayPayドーム、第2戦の松山・坊っちゃんスタジアムでの開催は2012年以来10年ぶりとなり、試合前から球場はファンの熱気に包まれていました。

第2戦の会場である愛媛はプロ野球12球団の本拠地がない県ということもあり、愛媛県との合同企画で野球キッズを500名招待するなど、プロ野球を観戦する機会の少ない子供たちにも存分に楽しめる機会を作りました。

 

第2戦の松山・坊っちゃんスタジアムにて行われたファーストピッチは、瀬戸内7県を拠点にするアイドルグループ「STU48」の中村舞さんが務めました。中村さんは愛媛県の出身で、可愛らしい衣装を身にまといながら、大きく振りかぶって山なりの投球を披露。会場からは大きな拍手が送られました。

 

<第1戦・福岡PayPayドーム 表彰式>

 

<第2戦・坊っちゃんスタジアム 表彰式>

 

ファンに夢と感動を届けた選手に贈られる「マイナビ賞」について、今年は第1戦に埼玉西武ライオンズ・山川穂高選手へ、第2戦は東京ヤクルトスワローズ・村上宗隆選手へ贈られました。

山川選手・村上選手共に、敢闘選手賞とマイナビ賞のW受賞を果たし、豪快なバッティングでファンを沸かせました。

 

【第1戦:マイナビ賞を受賞した山川選手へのインタビュー】

――圧巻のホームランを含む4打数2安打の活躍で、敢闘選手賞とマイナビ賞をダブル受賞されました。今のお気持ちは?

敢闘選手賞は……まあ、そうだろうなと思っていましたが(笑)、マイナビ賞に選んでいただいたのはなぜなのかすごく気になりますね。馬のマスクで登場したのが効いたのかな? あいみょんのフリップを作ったからかな?

 

 ――(笑)。見事なホームランで、「夢と感動」を受け取ったファンの方も多いと思います。

ホームランは常に狙っていますし、野球少年少女の方たちにもホームランの良さや魅力を、もっともっと感じてもらえると嬉しい。ホームランを狙いすぎると、ちょっと怒られちゃうときもあるのですが、そこを突き抜けてほしいですね。

 

――山川選手にとって、ホームランの魅力とは?

当たったときの感触、歓声、高揚感……これまで生きてきた人生のなかで、ホームランに勝るものはありません。だから、練習も頑張れますし、難しいからこそ頑張れるというのがホームランの魅力だと思います。

 

――山川選手はパ・リーグのファースト部門で461,740票と、両リーグ通じてトップの得票数での選出となりました。

もっと人気がある選手はいると思いますが、ケガもあり去年一昨年は成績も悪かったので、こうしてファンの方々に選んでもらえるのは光栄ですし、自信にしてもいいのかなと思います。

 

――今回が4回目のオールスター出場です。山川選手にとって、オールスターはどのような場所ですか?

毎年ちょっと感覚が違うんですけど、今年が一番楽しかったですね。まあ、まだ明日もあるんですけど(笑)。自分が中堅になって、日本代表で一緒だった先輩も後輩もいるので、その人たちと久しぶりに話して、チームとして戦えるのは非常に貴重な機会。それが一番の楽しさです。

 

――マイナビ賞にちなみ、山川選手がこれまでに感動したことを教えてください。

最近だったら、あいみょんのライブじゃないですか(笑)? 野球でいうと、イチローさんがセンター前を打った2009年のWBC決勝戦ですね。あれはテレビを観ながら「うわああああ! すげええええ!」って声を出しました。あとは、田中将大さんがリリーフで登板した2013年の日本シリーズ第7戦の「あと一つ」の大合唱。あの二つは震えました。あれぞプロ野球といいますか、僕たちは最大限の結果を出すために日々プレイしていますが、球場に駆けつけてくれている方やテレビで観てくれている方に少しでも「ああいう風になりたいな」と思ってもらえるのが、やっぱり一番いいと思います。

 

――山川選手がプロ野球選手としてプレイする上で大切にしていることがうかがえました。

プロである以上、自分の仕事をやるだけなのですが、モットーとして、つまんない選手にはなりたくないという思いがあるので、どうせやるなら派手にやりたいですね。

 

――そんな山川選手にとって、仕事とは?

仕事ですか……? 難しいですね(笑)。どんな仕事でも高いモチベーションで臨むことができたら、人生がすごく充実すると思う。僕も「今日は練習行きたくないなあ」と思うことがあるんですけど、そういうときでもどうにか自分を奮い立たせるのが仕事なのではないかなと……どうなんですかね? 分からないです(笑)。

 

――ありがとうございます(笑)。では最後に、シーズン後半への意気込みを教えてください。

7月、特にオールスター直前の9連戦はあまり状態が良くなかったんですけど、ちょっときっかけをつかめそうですね。そのくらい今日はかなり良かった! (オールスターということで)当然ストレートが多くなると分かりつつなんですけど、昨日一日考えて技術的に変えた部分を今日のオールスターで試した結果、いい打球を飛ばすことができたことはかなりの収穫なので、個人的にも後半戦が楽しみです。

 

【第2戦:マイナビ賞を受賞した村上選手へのインタビュー】

――二日間のオールスターを振り返って、いかがでしたか?

普段交流することのない選手とも交流でき、また一緒にプレイできて、楽しかったです。最後に賞を頂くこともでき、印象的なオールスターになりました。

 

――マイナビ賞は、「夢と感動を届けた選手」に贈られる賞です。ロッテ・佐々木朗希投手、オリックス・山本由伸投手から放ったヒット、お見事でした。

あんなの(今日のプレイ)で夢と感動を与えられたのかな? とも思いますけど……(笑)、僕のプレイでそんな風に思ってもらえたのなら、嬉しいです。大袈裟かもしれませんが、僕たちは日々、命をかけて目の前の一試合一試合を戦っているので、そういう姿を見てもらいたいですね。

 

――松山・坊っちゃんスタジアムで開催された今日の試合。村上選手のユニフォームを着た子どもたちもたくさん球場に足を運んでいました。そんな村上選手に憧れる子どもたちに、どんな言葉を伝えたいですか?

野球は本当に素晴らしいスポーツですし、僕たちもその魅力をどんどん伝えていきたい。10年後、20年後には、今日来てくれていたような子どもたちが光り輝く存在になると思いますし、野球の素晴らしさをこの先も一緒に作り上げていけたらなと思います。

 

――マイナビ賞にちなんで、村上選手が最近感動したことを教えてください。

最近、僕の弟もいる九州学院が(高校野球熊本大会で)優勝して、僕が1年生で出場して以来の甲子園出場を決めてくれたので、すごく感動しましたし、刺激になりました。弟は弟なのですが、“村上の弟”と言われて、すごく大変だと思うので、皆さんにはシンプルに一人の高校球児としてプレイを見てあげてほしいです。自分たちでつかみ取った甲子園という舞台で悔いなくプレイして、楽しんでほしいですね。

 

――日々プロとして野球をプレイされている村上選手にとって、仕事とはどんなものでしょうか?

僕は野球を仕事と思っていないといいますか……こうして第一線で活躍できることはすごく幸せなことで、日々その楽しさや苦しさを感じながらやっているので、野球は自分の人生の一部になっています。

 

――時に苦しさもあるということですが、村上選手はそうした苦しさをどんな風に乗り越えていますか?

苦しいことのほうが嬉しいことより多いですが、9回失敗して味わう苦しさの分だけ、1回の成功がより一層嬉しくなりますし、「失敗は成功のもと」ではないですが、その言葉通りだなと思いますね。

 

――最後に、シーズン後半に向けての意気込みをお願いします。

苦しい戦いが続くと思いますが、その戦いを乗り越えないと優勝は見えてこない。なんとか乗り越えて、最後はみんなで笑っていられるように頑張りたいです。

 

(記事制作:マイナビニュース)

 

今回のマイナビオールスターゲームも、一流の技と技がぶつかり合う夢の球宴となりました。新型コロナウイルスという未曽有の状況は変わらず続いていますが、スポーツの力で日本を元気にしようという想いが伝わる素晴らしい試合となりました。

マイナビは今後も、夢や目標に向かって頑張る人たちを応援し続けます。