前職では不動産賃貸メディアの開発と運用を担当していましたが、入社後1年半を過ぎたあたりから技術的な面で貢献できることが少なくなり、新しいことにチャレンジできない環境に物足りなさを感じていました。そんな時、先にマイナビに転職していた前職の後輩から、「システム内製化のプロジェクトを手伝って欲しい」という相談を受けました。技術的に興味があったRubyでの開発である点、自らが培ってきたエンジニアリングの能力が活かせそうと感じた点、そしてなによりこれから内製化をしていくとのことで、開発体制の構築でイニシアチブが取れる点に魅力を感じ、マイナビへの入社を決めました。また、当時マイナビとは顧客としての付き合いもあり、良い印象をもっていたことも後押しになりましたね。

マイナビに入社して「マイナビ学生の窓口」のシステム開発に携わりました。その後、もっと上流のIT課題に取り組みたいと思い、全社横断のシステム統括組織のデジタルテクノロジー戦略本部に異動をしました。現在は、部署や個々のサービスに関わらず、マイナビ全体のIT・システムの課題に向き合っています。デジタルテクノロジー戦略本部のサービス『マイナビジョブサーチ』のモバイルアプリの開発といったようなサービス開発はもちろんのこと、社内の業務効率化のための社内システムの開発も行っており、「マイナビ全体の課題に取り組みたい」という異動時の希望が叶い、日々とてもやりがいを感じています。
マイナビ全体のIT課題に取り組むにあたり、今最も重要なのは若手の技術的なボトムアップ。まだまだ一般的なテック企業の技術と比べると、技術の底上げが必要だと感じます。自分の持つ知識や技術を若手に伝えてゆくことで、若手の技術力向上を目指し、最終的に一人ひとりが一人前のエンジニアになってほしいですね。マイナビは会社としてITの内製化を推進しているので、外部に頼らずとも社内で完結できるようにしていきたいです。

デジタルテクノロジー戦略本部に異動して、マイナビ全体を俯瞰しながらIT課題に向き合うことで、私自身とても視野が広がりました。自分のチームを越え他部署・他部門の人とも関わることで、改めて感じたのは協業の重要性。そしてなにより、関わる人により良い人生を歩んでほしいと考えるようになりました。できればマイナビで長く働いて、技術力を磨いていってほしい。自分の知識や技術を若手に伝えていきたいという想いは、そういう想いもあります。マイナビは、メンバー同士が切磋琢磨しながら成長しています。技術や知識に自信がなくても、成長したい気持ちが強ければ着実に経験を積める環境です。今後も、マイナビのエンジニア文化の醸成に注力していきたいですね。