株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員:土屋芳明)は、50周年記念事業の一環となる取り組みとして、NPO法人企業教育研究会(千葉県)とキャリア教育のためのオリジナルカードゲーム教材を共同開発し、2024年6月から全国の中学校へ無償で出張授業の提供を開始します。

 

■キャリア教育教材開発の背景と目的

キャリア教育では、子どもたちが仕事と社会のつながりを理解し、働く意義や目的を探究することで、勤労観や職業観を形成することが重要です。しかし、実際に社会で働く⼈の価値観に触れるためには、企業との連携が必要であり、協力企業を探すことは学校にとって一定の負担がかかります。

今回マイナビでは、これまで培ってきた人材に関するノウハウを生かし、中学生の「キャリアプランニング能力」育成のための「職種・業界に関する知識」を学ぶ出張授業コンテンツを開発しました。カードゲームを通して地域社会を支えるさまざまな職業や業種を知り、楽しみながら仕事と社会とのつながりに対する理解を深められる内容になっています。

当社は全国に支社を展開しており、支社長や支部長をはじめとするマイナビ社員が外部講師として地域の中学校へ訪問し、無償で出張授業を行います。本授業はご依頼頂いた全国の中学校へ無償で実施します。学校が企業と連携し、キャリア教育を目的とした探求学習により取り組みやすくなるような機会の提供を目指します。

※ただし、初年度は実施地域に限りがあり、各地域に対して実施は1校、複数応募の場合は抽選とさせて頂きます。詳しくは応募フォームをご覧ください

 

マイナビグループでは「一人ひとりの可能性と向き合い、未来が見える世界をつくる。」をパーパスに掲げており、本授業を行うことで未来を担う子供たちの可能性を拓き、一人ひとりが自身の可能性や未来について考えるきっかけを提供します。

 

■出張授業の概要

◆授業形式:企業講師(マイナビの社員)と子どもが直接関わる出張授業形式

◆対象:中学2年生(1、3年生は要相談)

◆授業時間:2コマ(50分×2)

◆授業の特徴
授業は株式会社マイナビとNPO法人企業教育研究会が共同開発したオリジナルカードゲームとアニメーションで構成されています。

舞台は“まいひな市”という架空の市。この市は昔、鉱山で栄えていましたが閉山により少子高齢化と人口減少が進んでいます。この状況を打破するため、4人の市民が立ち上がり様々な業種を連携させてバーチャル鉱山を充実させていくという設定でゲームを進めていきます。

子どもたちはカードゲームを通して、世の中に17,000以上もの職種があり、100以上もの業種に分かれているということや、社会は様々な業種が連携して成り立っているという事を学ぶことができます。

マイナビだからこそ話せる内容を通して、子どもたちが自己のキャリアを考えるきっかけや多様な社会参画について学び、今後の職業調べに役立てて欲しいと考えています。

◆授業構成

 

応募フォームはこちら:https://ace-npo.org/wp/archives/project/mynavi

※応募締切:2024年5月17日(金)

 

■テスト授業について

授業の本格実施に向けて、2024年3月15日に千葉県 富里市立富里南中学校に協力頂き、テスト授業を実施しました。テスト授業実施後のアンケート結果からも、本授業の目的である「“仕事と社会のつながりを理解する”という点をよく理解できました」という回答が多く、カードゲームを通して楽しみながら授業に取り組めた様子がうかがえました。

 

【アンケート一部抜粋】

・職業には、たくさんの種類があることを知りました。カードゲームなど、楽しんでできる授業でとても楽しかったです。

・最近進路のこともあって職業を調べることがありました、それでマイナビ授業あると聞いて楽しみにしていました。今日は、仕事を通して社会に参加できると聞いてとても興味を持ったのでもっと調べてみようと思います。今回は本当にありがとうございました。

・授業自体はものすごく面白かったのと、マイナビの方の話も分かりやすくすごくよかったです。

・とても分かりやすい授業で将来の夢の参考になりました。

・業種と職種の違いなど知らなかったことを知ることができたり、ゲームの中でいろいろな業種のことを聞けて、クイズなどもあり楽しくまなぶことができてよかったです。

・自分ではあまり調べられないことなどをマイナビの方から聞けて良かった。