株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員:土屋芳明)が運営するアルバイト情報サイト『マイナビバイト』(https://baito.mynavi.jp)は、多くの従業員にとって隠れた悩みの種になっているアルバイト中の“立ちっぱなし”問題の解決を目指し、座れるアルバイトを増やすことによって、従業員・雇用主双方にとっての快適なアルバイト環境を整備していく取り組みとして、「座ってイイッス PROJECT」を 2024 年3月 28 日より開始しました。

 

本プロジェクトの始動にあたり、アルバイト中の使いやすさを重視してデザインした「マイナビバイトチェア」を独自に開発し、プロジェクトに賛同いただける企業に一部無償配布の上、3 月 28 日より先行して試験的に導入いただいています。
また、プロジェクトのテーマを発信するためのプロジェクト動画の制作や、「パート・アルバイトの接客中の立ち仕事に関する調査」を実施し 4 月 2 日より公開します。
『マイナビバイト』は、アルバイトの“立ちっぱなし”問題解決に向け、座れるアルバイト環境の普及・定着を推進してまいります。


<プロジェクト概要>

■本プロジェクト実施の背景
『マイナビバイト』は、アルバイト中の“立ちっぱなし”問題解決を目指し、“座れるアルバイト”という新たな考え方を世の中に提案するために本プロジェクトを立ち上げました。
プロジェクトの立ち上げにあたり行った実態調査※によると、座っての接客が許されているアルバイトは 23.3%にとどまり、アルバイトの 32.2%がネガティブな方面に「業務に影響が出ている」と回答しました。一方で、雇用主がイスに座って接客をしても「いいと思っている」割合は 73.3%にのぼり、許可しない理由については 25.6%が「なんとなく」と回答しており、理由なくアルバイト業務が“立ちっぱなし”になっている実態がうかがえました。さらに自身がお客さんの場合、イスに座って接客をされることについて 8 割近くが「気にならない、問題はない」と回答しており、座っての接客を受け入れる人が多いこともわかりました。

また、雇用主の 19.7%が、「接客中の立ち仕事からくる肉体的な要因」によるアルバイトの退職を経験しているようです。座っての接客で「就労意欲が上がる」アルバイトは半数以上という結果から、雇用確保の面からも、“立ちっぱなし”問題の解消が必要と言えます。
『マイナビバイト』は本プロジェクトを通して、働き手にとっては快適なアルバイト環境を、雇用主にとっては人材確保や定着のきっかけを提供することを目指します。
また、今回の試験導入では、イス設置による働き手の身体的・心理的問題の調査を行い、導入企業にフィードバックをします。
その後は、『マイナビバイト』と導入企業で改善策を共に検討することで、業務中に座れる選択肢を持つ企業を増やしていきたいと考えています。
※「パート・アルバイトの接客中の立ち仕事」に関する調査(プレスリリース下部に詳細を掲載)


■特設サイト
https://baito.mynavi.jp/contents/chair/


■SNS アカウント
・YouTube:https://www.youtube.com/channel/UCgxoq3vKtDSyNv8GqVxjnOw
・X:@mynavibaito


<プロジェクト詳細>
■「マイナビバイトチェア」の制作、賛同企業への一部無償配布
「マイナビバイトチェア」は、業務中でも動きやすいように「立ったり座ったりしやすい」、イスを自由に動かせスペースも取らない「軽くてコンパクト」、そしてお客さんからも好印象となるよう「姿勢よく座れる」デザインであることを重視して、折りたたみチェアや会議用チェアの製造販売を行う株式会社 SANKEI(三重県鈴鹿市)と共同製作いたしました。
本プロジェクトの賛同企業へは一部無償配布を行い、2024 年 3 月 28 日より、先行して試験導入を開始いただいています。
特設サイトでは「マイナビバイトチェア」の導入希望企業を新規でも募り、導入店舗の拡大を図ります。同時にサイト内では、「座って働くこと」「アルバイトでのお悩みやお困り事」に関する働く人の意見を収集し、新たな企画検討の参考にすることで、今後も未来へ繋がる「働く価値観のアップデート」を推進していきます。

 

▼「マイナビバイトチェア」概要

・品 名:マイナビバイトチェア
・品 番:MBC-01
・色:オレンジ・ブラック
・質 量:4.2kg
・サイズ:幅 40×奥行 30×高さ 60/65/70/75cm [高さ 4 段階調節]
・構造部材:スチール(フレーム・底板) ビニールレザー(座上張り)
・表面処理:粉体塗装(フレーム・底板) クロムメッキ(フレーム伸縮部)

 

<試験導入企業一覧>※敬称略、五十音順
開発した「マイナビバイトチェア」を、下記企業様の一部店舗にて先行導入いただいています。
※試験導入期間:3/28 から順次開始~4 月末を予定

・株式会社エービーシー・マート
・株式会社大垣書店
・Crust プランニング合同会社(乃が美 はなれ)
・株式会社トモズ
・株式会社パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(ドン・キホーテ)
・三井不動産商業マネジメント株式会社(ららぽーと TOKYO-BAY、コレド日本橋)


<プロジェクト動画について>
『ふつうだよ篇』(67 秒)
運転初心者である大学生の娘と、助手席に座る父。世代・価値観の異なる 2 人のややぎこちない会話で、働き方の新しい「ふつう」が描かれます。ショッピングモール内で座りながら接客するスタッフを見かけた父は、帰りの車内で「お客さんの前で、ああいうのはどうなんだ」と小さな疑問を娘に投げかけます。運転に集中しつつ「別にふつうじゃない?いいことじゃん」と当たり前のように返す娘の言葉を、「うん、ふつうかもな、そういうのも」と父は優しい表情で受け止めます。その後は、「マイナビバイトチェア」が作られるSANKEI 工場の実際の様子や、様々な店舗でスタッフが座りながら働いている様子を通して、「座ってイイッス PROJECT」の作り出す新しい未来の始まりを描きます。


▼プロジェクト動画は YouTube にてご覧いただけます
https://youtu.be/s6zAFIbPdeg

※限定公開中。一般公開は 4 月 2 日 12 時予定

<プロジェクト担当者コメント>
アルバイトの“立ちっぱなし問題”解決に向けて、本プロジェクトを通して少しでも貢献できればと考えています。
まだ「座れるバイト」が世の中で普及していない現状、働き手に座る選択肢があったとしても、「お客様の目が気になる」、「座っていることが何となく恥ずかしい」という意見もあると思います。求人メディアである『マイナビバイト』の発信力を活かして、その空気を少しずつ変えていきたいです。そして、試験導入により働き手が感じた問題の調査・改善と、プロジェクト動画や特設サイトを通じていただいた世間の皆様のプロジェクトに対する声を雇用主にフィードバックすることによって、「座れるバイト」が受け入れられる社会を実現させていきたいと考えています。そのためにも、ぜひ特設サイトを通じて様々なご意見をお聞かせいただけますと幸いです。
本プロジェクトをきっかけとして今後もより多くの人が働きやすい世の中に近づけるために人々が「この当たり前は変えてもいいのでは?」と思っている価値観の変革、新しい選択肢の提示をできるよう努めてまいります。


株式会社マイナビ
デジタルテクノロジー戦略本部 ブランドコミュニケーション第 1 統括部
進学・バイトプロモーションチーム 鈴木里彩子

 

▼職場でのお困りごとに関するご意見を募集
下記特設ページ「ご意見ボックス」から
https://baito.mynavi.jp/contents/chair/

 

▼導入をご希望の企業は、下記 URL よりお問い合わせください。
現在試験導入中の企業の結果集約が完了次第、ご案内可能となります。(2024 年 5 月中旬目途)
https://lp.nalevi.mynavi.jp/mynavibaitochair_contact.html

 

<『マイナビバイト』について>
URL: https://baito.mynavi.jp
対象エリア:全国
概要:『マイナビバイト』は全国のアルバイト求人情報を掲載するアルバイト情報サイト。
マイナビは、「一人ひとりの可能性と向き合い、未来が見える世界をつくる。」をパーパスとし、人々や社会の未来をサポートするための事業を展開しています。マイナビバイトでは「バイトは、未来の第一歩」をメインコピーとし就業体験のタッチポイントであるアルバイトが、働き手の仕事に対するポジティブな意識改革・職場環境改善のきっかけ となれるようサポートをしてまいります。

 

<「パート・アルバイトの接客中の立ち仕事」に関する調査結果>
接客業務のあるパート・アルバイトを雇用している雇用主 300 人と、接客業務のあるパート・アルバイトをしている男女 300 人を対象に「パート・アルバイトの立ち仕事」について、インターネットによる意識調査を行いました。


【TOPICS】
■座っての接客実態と業務への影響
・常時座っての接客が許されているアルバイトはわずか 23.3%。【図 1】
・アルバイトの 32.2%が座れないことに対して、ネガティブな方面に「業務に影響が出ている」と回答。影響のトップ 3 は「集中力が落ちてミスが起きた」15.9%、「笑顔で接客できなくなった」12.4%、「会話が雑になった」7.8%と、いずれもネガティブな影響が多い結果となった。【図 2】

 

【図1】

 

【図2】

 

■座っての接客をさせない理由と、接客中に座りたいアルバイトの意識。雇用に悪影響を及ぼす場合も
・雇用主が接客中にイスに座ることを許可していない理由は「お客さんからの印象の悪化を防ぐため(33.8%)」が最多。
次に「なんとなく・特に理由はない」が 25.6%と、理由なく禁止している雇用主も多い実態が明らかに。【図 3】
・接客中に「座りたい」と思っているアルバイトは 65.0%と、雇用主側が 23.3%しか接客中にイスに座ることを許可していない実態と、アルバイトの“座りたい”という意向には大きな差が見受けられる。【図 4】

 

【図3】

 

【図4】

 

・接客中にイスに座りたくなる時のトップ 3 は「疲れている時」61.2%、「体調不良の時」50.0%、「お客さんがいない時」45.7%。【図 5】
・接客中にイスに座れない「立ち仕事からくる肉体的な要因」で退職したアルバイトは 19.7%と、雇用への影響も。【図 6】

 

【図5】

 

【図6】

■座っての接客をしてもいいと思う雇用主と、勤労意欲が上がるアルバイト。自身がお客さんでも 8 割が気にならない
・「接客中、イスに座ってもいい」と思う雇用主は 73.3%。【図 7】雇用主・アルバイトそれぞれ、自身がお客さんの場合も 8割近くが「気にならない」「問題はない」と回答。【図 8】
・座っての接客で「就労意欲が上がる」アルバイトは半数以上。世の中は、座っての接客を受け入れる人も多く、アルバイトの就労意欲向上に繋がるというメリットがあることも明らかに。【図9】

 

【図7】

 

【図8】

 

【図9】

 

■調査概要
「パート・アルバイトの接客中の立ち仕事に関する調査(2024 年)」
調査期間:2024 年 3 月 11 日(月)~3 月 14 日(木)
調査方法:ネットリサーチ
調査対象:有効回答数:600 サンプル(うち、立ち仕事のパート・アルバイト雇用主:300 サンプル、立ち仕事のパート・アルバイト:男女各 150 サンプル)
調査機関:ネオマーケティング
※調査結果は、端数四捨五入の都合により合計が 100%にならない場合があります。