株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員:土屋芳明)は、全国15歳以上の14,000人を対象に、就業・非就業や雇用形態に関わらず、現在のキャリアと生活の実態や変化を調査した「マイナビ ライフキャリア実態調査2023年(ライフ編)」を発表しました。調査結果の概要(一部抜粋)は以下の通りです。

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TOPICS

◆16歳~64歳の家庭のうち、共働き世帯は全体の73.6%。家事育児時間は女性が長く、労働時間では男性が長い結果に【図1、2、3】

◆子どもが欲しくない理由は「育てる自信がないから(47.0%)」と「子どもを育てるのにお金がかかるから(46.7%)」がほぼ同値で、精神的な不安と経済的な不安が見られる【図4、5】

◆独身一人暮らしで私生活に最も孤独や孤立を感じる年代は男性が「30代(39.6%)」、女性が「50代(41.2%)」【図6、7】

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【調査概要】

16歳~64歳の既婚者に対して自身と配偶者の働き方について聞くと、共働き世帯は73.6%となった。共働き世帯の内訳をみると、「夫婦ともに正社員」が44.8%、「夫が正社員・妻が正社員以外」が30.7%で、夫が正社員の割合を合計すると75.5%で全体の4分の3を占めた。

共働き世帯の家事・育児時間と労働時間をそれぞれ男女で比較したところ、家事育児時間ではいずれの働き方でも女性の方が平均時間が長く、労働時間はどの働き方でも男性の方が長かった。共働きの割合は大きいが男性は仕事、女性は家事・育児を主に担っているようである。【図1、2、3】

【図1】16~64歳の既婚者世帯の働き方(n=4,640)

 

【図2】共働き世帯の働き方の内訳(n=3,413)

 

【図3】働いている日の家事・育児時間平均の男女比較と1日の労働時間平均の男女比較

 

20歳~39歳の既婚男女に対し、今いる子どもの人数別に今後子どもが欲しいかを聞くと、男女とも子どもがいない層と子どもが1人の層では、6割以上で「今後子どもが欲しい」と回答した。

現在子どもがいない人で「子どもは欲しくない」「できれば今後子どもは欲しくない」と答えた人に対し、その理由を聞くと、「育てる自信がないから(47.0%)」が最多となり、次いで「子どもを育てるのにお金がかかるから(46.7%)」「子どもが生まれるのにお金がかかるから(40.3%)」となった。子育てや出産に伴う経済的な面に加えて、自分たちが実際に子育てをできるかという精神的な不安も大きいことがわかる。【図4、5】

【図4】性別×子どもの人数別 今後子どもが欲しいか

 

【図5】子どものいない人で、今後子どもが欲しくない理由(上位5つ)

 

20~60代の独身で一人暮らしの男女に普段の私生活での孤独や孤立感を聞くと、「孤独や孤立を感じている」人が最も多かったのは、男性では30代39.6%で、女性では50代で41.2%だった(「孤独や孤立を感じている」+「やや孤独や孤立を感じている」の合計)。独身一人暮らしで私生活に孤独や孤立を感じている人の生活満足度を性別年代別で見ると、「孤独・孤立感を感じていても生活に満足している」人の割合は男性20代で47.2%だったが、30代では10.1%と大幅に減少した。【図6、7】

 

【図6】性年代別独身一人暮らしの人の普段の孤独や孤立感

 

【図7】私生活で孤独や孤立を感じている人の生活満足度

 

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【調査概要】「マイナビ ライフキャリア実態調査2023年(ライフ編)」

○調査実施期間/2023年4月6日(木)~2023年4月11日(火)

○調査方法/インターネット調査

○調査対象/全国15歳以上の男女

○有効回答数:14,000名(男性:6,767名、女性:7,233名)

※調査結果は、端数四捨五入の関係で合計が100%にならない場合があります。

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