『学生が選ぶキャリアデザインプログラムアワード』実行委員会は、学生の社会的・職業的自立に貢献したインターンシップやキャリア形成支援に係る取組を表彰する『第6回学生が選ぶキャリアデザインプログラムアワード』を開催しました(後援:経済産業省、厚生労働省、内閣府、文部科学省、日本経済新聞社、マイナビ)。5月24日(水)に開催された「キャリアデザインカンファレンス2023」にて、大賞および文部科学大臣賞を発表しました。

※2018年(第1回開催)から実施している「学生が選ぶインターンシップアワード」は、今回の第6回開催より「学生が選ぶキャリアデザインプログラムアワード」に名称変更しました。

応募総数694法人・770プログラムのなかから、学生アンケートや学生選考会、選考委員会などの審査を経て、株式会社麦の穂・椙山女学園大学「産学連携による『キャリアデザインスキル習得プログラム』とキャリア形成のための『リアルな職場体験』」が大賞を受賞。また、産学連携の取り組みを表彰する「文部科学大臣賞」には、北九州市立大学「地域創生学群チャレンジプログラム」が選ばれました。

 

写真上:「キャリアデザインカンファレンス2023」受賞法人
写真左下:株式会社麦の穂・椙山女学園大学(大賞)、写真右下:北九州市立大学(文部科学大臣賞)

 

「キャリアデザインカンファレンス2023」では、近年キャリアを考える上で重要な存在となった「インターンシップやキャリア形成支援」をより深く考える場として、受賞法人のプレゼンテーションや、多摩大学経営情報学部・初見康行 准教授による講演などを実施。インターンシップやキャリア形成支援に係る取組の社会的価値を向上するため、教育的効果の高いインターンシップや、学生視点のプログラムの捉え方を発表しました。

 

<大賞>
株式会社麦の穂・椙山女学園大学
「産学連携による『キャリアデザインスキル習得プログラム』と
キャリア形成のための『リアルな職場体験』」

 

株式会社麦の穂・椙山女学園大学 受賞コメント
このような栄誉ある賞をいただき、誠にありがとうございます。受賞が目的ではありませんが、『学生が選ぶキャリアデザインプログラムアワード』を目指すことで、全部署が一つのチームとなり、取り組むことができました。
「日本で一番人が育つ会社」を目指す株式会社麦の穂と「トータルライフデザイン教育」を掲げる椙山女学園大学が「産学連携」し、それも単なる連携ではなく企業と大学が足並みを揃え、参加してくれる学生のことを考え抜いて実行できたことが今回の結果に繋がったと思います。チームメンバーはもちろんのこと、関係者・参加学生の皆様に心から感謝致します。これからもより良いプログラムを探求し、学生の皆様とともに、「なりたい自分になるための自律的キャリア開発」を促進していきたいと思います。

 

<文部科学大臣賞>
北九州市立大学
「地域創生学群チャレンジプログラム」

北九州市立大学 受賞コメント
この度は、文部科学大臣賞にご選出いただき、誠にありがとうございます。発表の瞬間は驚きましたが、これまでのことを思い出して、ウルッときました。「地域創生学群チャレンジプログラム」は、学生たちの更なる成長の機会を提供するため、選ばれる大学・学部であり続けるためにはじめたプログラムです。おかげさまでこれまで8年間、地道に続けることができていますが、そもそも思い切って挑戦してくれる学生の皆さんがいなければ、しっかりと受け入れてくださる企業様やサポートしてくださる皆様の存在がなければ、プログラム自体が成立しなかったと思います。ですから、関わってくださったすべての皆様には、大変感謝しております。そして、このような形で公の場において評価していただけたことを大変嬉しく思います。
変わり続ける時代の中で、学生の皆さんには、挑戦の一歩を踏み出し続けることができるようなマインドを身につけて欲しい、自分で考え行動できる人材へと成長して欲しいと願っています。
これからも、プログラムをアップデートしながら、学生の皆さんが自らの成長のために挑戦できる場であり続けられるよう、頑張っていきたいと思います。

 

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《優秀賞》
※50音順

島根電工株式会社

テンプル大学ジャパンキャンパス

 

《地方創生賞》

燕市

 

《入賞》
※50音順

帯広市

株式会社カタヤマ

金沢工業大学

SOLIZE株式会社

東邦音楽大学

株式会社ニトリホールディングス

株式会社日本総合研究所

株式会社ミルボン

 

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【総評】選考委員会座長・梅崎修 法政大学キャリアデザイン学部教授   
                ※一部抜粋

今回で6回目の開催となった『学生が選ぶキャリアデザインプログラムアワード』ですが、応募プログラムはどれもレベルの高いものばかりでした。本日みなさまのプレゼンテーションを聞き、その内容に感動すると共に改めて素晴らしいプログラムを選出することができたと実感しました。

その中でも今回は「連携」を上手く活用できているプログラムが多かったことが特徴と言えます。「連携」とは企業と大学はもちろんですが、例えば行政やNPO等と連携して取り組めたものは、その重なりから、参加したいと学生に思わせる魅力的なプログラムになっていると感じます。

改めてプログラムを作成し、実行する人材が大事になってくる、より専門性が必要になっていくのではないかと実感しています。専門性とは単にキャリア教育に詳しいということだけではなく、企業にも詳しい、大学にも詳しい、もしくは行政に詳しいというように多くの領域に詳しいということです。また、連携に必要な交渉力を持つこと、アウトプットをわかりやすく表現すること、そのような複合的な能力を持つということです。なかなか難しいことですが、社会としてそのような人材を育成していくということがより重要になっていくかと思いますし、このキャリアデザインプログラムアワードがそのために必要なネットワークの結び目になっていけば、その役割をもっと大きくできるのではないかと感じています。

 

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「キャリアデザインカンファレンス2023」の様子は、HPでアーカイブを公開しています。
URLhttps://internship-award.jp/

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【学生が選ぶキャリアデザインプログラムアワード】

学生の社会的・職業的自立に貢献したインターンシップやキャリア形成支援に係る取組を表彰するアワードです。本アワードを通じて学生の職業観涵養を促進する効果的な取組を周知することで、プログラムの質的向上および実施企業数の増加を実現し、学生と企業のより精度の高いマッチングを目指します。

2022年6月13日に文部科学省・厚生労働省・経済産業省により「インターンシップを始めとする学生のキャリア形成支援に係る取組の推進に当たっての基本的考え方」が示されました。本アワードはこの考え方に則り、名称を「学生が選ぶインターンシップアワード」から「学生が選ぶキャリアデザインプログラムアワード」に変更しています。

「キャリアデザインプログラム」という言葉は、新たに定義されたタイプ3、タイプ4の「インターンシップ」に限らず、それ以外のキャリア形成支援に係る取組を総称する言葉として設定しました。

本アワードにおいては新定義の「インターンシップ」プログラムに限らず、その他キャリア形成支援に係る取組も含め、真に学生にとって有益なプログラムの形を模索し、発信してまいります。

 

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<主催>
『学生が選ぶキャリアデザインプログラムアワード』実行委員会

<後援>
経済産業省、厚生労働省、内閣府、文部科学省、日本経済新聞社、マイナビ(順不同)

<選考フロー>
企業・大学・団体から応募されたプログラムについて、参加学生のアンケート調査などをもとに学生選考会による審査、有識者部会による審査を経て受賞法人を決定

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<お問い合わせ先>
「学生が選ぶキャリアデザインプログラムアワード」運営事務局

MAIL:job-internship-award@mynavi.jp 
URLhttps://internship-award.jp/
TEL:03-6267-45
31(受付時間:平日10:00 – 17:00)