「2023年3月度アルバイト・パート平均時給レポート」を発表

株式会社マイナビ（本社：東京都千代田区、代表取締役社長執行役員：土屋芳明）は、アルバイト募集時の平均時給データ（2023年3月度）を発表しました。本調査は、アルバイト・パート求人情報サイト『マイナビバイト』（https://baito.mynavi.jp/）に掲載された求人広告データを集計したものです。

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【TOPICS】

＜全国＞

◆23年3月の全国平均時給は1,189円で過去最高額を更新。［イベント・キャンペーン］では1年半ぶりに時給1,500円を超え、求人件数は前年同月比で3.3倍に増加【図1、2、3】

◆エリア別平均時給は、全7エリアで前月比・前年同月比ともに増加。「関西」では、前年同月比83円増加し1,200円に迫る【図4】

＜三大都市圏^※1（首都圏・東海・関西）＞

◆三大都市圏の平均時給は1,228円となり過去最高額を更新。［飲食・フード］では1,100円を超え、調査開始以来過去最高額を更新【図5、6】

※1　三大都市圏：日本の三大都市（東京・名古屋・大阪）が位置する首都圏・東海・関西の総称

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【全国概要】

23年3月の全国平均時給は1,189円（前月比：+12円、前年同月比：+47円）となった。過去最高額であった22年12月の平均時給よりも12円増加し、過去最高額を大幅に更新した。政府は2023年に最低賃金の全国平均を1,000円とする目標を示しており、今年10月に予定されている最低賃金改定に向けてアルバイト時給が上昇することも考えられる。【図1】

職種（大分類）別では、［イベント・キャンペーン］が1,516円（前月比：+38円、前年同月比：+65円）となり、2021年8月以来1年6ヶ月ぶりに1,500円を超え、求人件数は前年同月比で約3.3倍に増加した。コロナ禍で減少していた［イベント・キャンペーン］求人は、政府が「新型コロナウイルス感染症法上の位置付け5類引き下げ^※」を決定したことにより、積極的な採用活動にシフトしてきているものと考えられる。

その他、職種（大分類）別の平均時給の前月比は全16職種中、10職種が増加、6職種が減少。前年同月比は、全16職種中10職種が増加、5職種が減少、1職種が横ばいとなった。【図2、3】

エリア別平均時給をみると、7エリア全てで前月比・前年同月比ともに増加となり、前年同月比では6ヶ月連続の増加となった。

「関西」では1,197円（前月比：+11円、前年同月比：+83円）、「中国・四国」では1,060円（前月比：+11円、前年同月比：+80円）となり、2エリアで前年同月比80円以上の大幅な増加となった。【図4】

※2023年5月8日～新型コロナウイルスの感染法上の位置づけが季節性インフルエンザと同じ「5類」に引き下げられる。

【図1】＜全国＞平均時給推移