『学生が選ぶインターンシップアワード』実行委員会は、学生の社会的・職業的自立に貢献したインターンシップを表彰する『第5回学生が選ぶインターンシップアワード』を開催しました(後援:経済産業省、厚生労働省、内閣府、文部科学省、日本経済新聞社、マイナビ)。5月17日(火)に開催されたオンラインイベント「インターンシップカンファレンス2022」にて、大賞および文部科学大臣賞を発表しました。

応募総数544法人・645プログラムのなかから、学生アンケートや学生選考会、選考委員会などの審査を経て、ボッシュ株式会社「オンライングローバルインターンシップ2021」が大賞を受賞。また、産学連携の取り組みを表彰する「文部科学大臣賞」には、大東文化大学「大東文化大学インターンシッププロジェクト」が選ばれました。

 

「インターンシップカンファレンス2022」では、近年キャリアを考える上で重要な存在となった「インターンシップ」をより深く考える場として、受賞法人のプレゼンテーションや、多摩大学経営情報学部・初見康行 准教授による講演などを実施。インターンシップの社会的価値を向上するため、教育的効果の高いインターンシップや、学生視点のプログラムの捉え方を発表しました。

 

「インターンシップカンファレンス2022」大賞・文部科学大臣賞 発表
写真左:ボッシュ株式会社(大賞)、写真右:大東文化大学(文部科学大臣賞)

 

「インターンシップカンファレンス2022」優秀賞・地方創生賞受賞スピーチ 
写真左:三菱ふそうトラック・バス株式会社、写真中央:株式会社ミルボン、写真右:滋賀県・株式会社いろあわせ

 

<大賞>
ボッシュ株式会社
「オンライングローバルインターンシップ2021」

ボッシュ株式会社 受賞コメント
この度は、大賞を頂きありがとうございます。過去3回の優秀賞に続き、今回はさらなる目標としていた大賞という名誉ある賞をいただき、非常にうれしいです。今回のオンライングローバルインターンシップは第1回目で優秀賞をいただいたグローバルインターンシップをオンラインで実現したプログラムとなります。対面・実地でこそ効果の高いプログラムですが、オンラインであってもベトナム法人社員との距離感を大事にしたり、学生同士でもフィードバックし合ってもらったり、過去のグローバルインターン参加者との交流会を開催したりと対面以上の効果が得られるような工夫をしてきた私たちの想いの結晶とも言えるプログラムです。過去参加してくれた学生のみなさん、実施にむけて協力してくれた方々、すべての人々があってこその受賞だと思っております。これからも日本にある外資系企業だからこそ出来ること、より価値のあるグローバル体験ができるインターンシッププログラムを学生のみなさんと一緒につくりあげていきたいです。過去受賞したプログラムも含めすべてのボッシュインターンシッププログラムの更なる改善を図り、継続実施していきます。

 

 

<文部科学大臣賞>
大東文化大学
「大東文化大学インターンシッププロジェクト」

※文部科学大臣賞:「大学等における正規の教育課程として位置付けられ、現場実習などの授業科目とされるインターンシップ」および「大学等の授業科目ではないが、学校行事や課外活動等の大学等における活動の一環として位置付けられるインターンシップ」の中から、大学等または大学等と企業の協働の取り組みを表彰

 

 

大東文化大学 受賞コメント
このような栄誉ある賞をいただき、驚きと共に大きな喜びを感じております。実習を受け入れてくださいました企業様、運営に携わってくださったすべての皆様、そして1年間プログラムをやり切った学生の皆さんに心より感謝申し上げます。大学全体でキャリア教育を深化させるという強い意志を持ち、単にインターンシップを実施するのではなく、本当に学生にとって価値あるプログラムを提供しようという想いでこのプロジェクトを行ってきました。企業様と一緒に実習プログラムを入念にすり合わせし、現場体験比率を6割以上に設定するなど、学生が平等に質の高い就業体験を受けられることにこだわり実施いたしました。また、多方面からのフィードバックにより、学生が成長実感を持てる工夫も行いました。3年目となる今年度は全学部展開となり、104名の学生が参加しております。この受賞を胸に、今後もしっかりとキャリア教育を通じ学生へのサポートを続けていきたいと思っております。

 

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《優秀賞》 ※50音順
三菱ふそうトラック・バス株式会社
株式会社ミルボン 

《地方創生賞》
滋賀県・株式会社いろあわせ

《入賞》 ※50音順
株式会社カタヤマ
静岡県立大学
徳島大学
株式会社星野リゾート・マネジメント
株式会社麦の穂・椙山女学園大学

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【総評】選考委員会・坂爪 洋美 法政大学キャリアデザイン学部教授 ※一部抜粋

学生が選ぶインターンシップアワードは今回で5回目の開催となりました。今回の特徴は、これまでの実施経験を通じ「何が足りなかったのか?」「何ができるのか」を繰り返し検討することでの着実なプログラムの質の向上、新型コロナ感染拡大を背景に、オンライン化せざるを得なかった前年度を経て、「オンラインだからこそ」を活かしたプログラムの増加、企業・大学・自治体などの多様な組み合わせによるプログラムが目立ったことです。インターンシップが根付く中での蓄積を感じるプログラムが増えました。また今回から地方創生賞が新設されたことで、新たな広がりとして「地域にとっての」インターンシップという側面が加わりました。毎回審査を終えた瞬間は「インターンシップの完成形が見えてきた」という実感を持ちますが、それでもなお「きっと見たことのないプログラムがあるだろう」という期待も同時に抱きます。インターンシップ実施経験・参加経験が拓く新たな可能性を次回以降も楽しみにしております。

 

 

【学生が選ぶインターンシップアワードとは】
学生の社会的・職業的自立に貢献したインターンシッププログラムを表彰するアワードです。学生の職業観の涵養を促進する効果的なインターンシッププログラムを周知することで、プログラムの質的向上、及び実施企業数の増加を実現し、学生と企業のより精度の高いマッチングを目指します。また結果として、「学生がインターンシップに参加する目的に合致し、1年次から卒業前までの在学中に自らの専攻や将来のキャリアに関連した就業体験をより積極的に行う環境」の構築を目指しています。今回の開催より新たに「地方創生賞」を創設し、地方公共団体の皆様からのご応募も受け付けました。教育効果が高く、地方創生にも寄与するインターンシッププログラムを表彰し、より多彩なインターンシッププログラムを発信してまいります。

 

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<主催>
「学生が選ぶ インターンシップアワード」実行委員会

<後援>
経済産業省、厚生労働省、内閣府、文部科学省、日本経済新聞社、マイナビ(順不同)

<選考フロー>
企業・大学から応募されたインターンシップについて、参加学生のアンケート調査などをもとに学生選考会による審査、有識者部会による審査を経て受賞法人を決定

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「インターンシップカンファレンス2022」の様子は、
5月20日(金)~6月3日(金)の期間、HPで公開しています。
URL:https://internship-award.jp/


<お問い合わせ先>
「学生が選ぶインターンシップアワード」運営事務局
MAIL:job-internship-award@mynavi.jp URL:https://internship-award.jp/
TEL:03-6267-4570(受付時間:平日10:00 – 17:00)