株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員:土屋芳明)は、2021年3月に卒業した全国のマイナビ就職モニター会員(有効回答数:918名)を対象に実施した、「マイナビ 2021年卒入社半年後調査 ~コロナ禍の就活生の「その後」は?/with コロナ2年目の新入社員の実態~」の結果を発表しました。本調査では、就職活動時の調査データと入社半年時点で比較を行い、入社前と入社後の満足度の変化やその要因について分析しています。

 

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TOPICS

・勤務先満足度が高い新入社員は、学生時代に勤務先のインターンシップに参加して「自分に合っていると感じた」人が多い【図1】

・勤務先満足度が低い新入社員は、長く働き続けたいという意欲が就活時よりも下がる傾向に【図2】

・「新入社員としての生活」を漢字一文字で表すと1位は「楽」【図3】

・入社してから半年間に在宅勤務日があった新入社員は前年比0pt減の59.0%【図4】

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【調査概要】

学生時代に現在の勤務先のインターンシップに参加していた人に「勤務先のインターンシップにあてはまるもの」を聞き、その結果を現在の勤務先の満足度別に分析したところ、勤務先満足度3以下と満足度5(最高値)で最も大きな差がついたのは「自分に合っていると感じた」で26.0pt差だった。現在の勤務先に満足している人ほど、その企業のインターンシップに参加した際、「自分と合っている」と感じていたことが分かった。次に差がついたのは「楽しかった、面白かった(22.1pt差)」、3番目が「職場の雰囲気が良かった(20.3pt差)」となった。インターンシップという具体的な就業体験をふまえ、その企業や仕事が自分に合っている、仕事体験が面白い、職場の雰囲気が良い、などと感じた人が、就職活動を経てその企業に入社した場合、入社後も高い満足度が得られているようだ。【図1】

 

「『人生100年時代』が到来すると言われるが、あなたは何歳まで働き続けたいか」という質問について、就職活動時の2021年8月と入社後半年が経過した今回の調査時点で比較し、勤務先の満足度との関係を分析したところ、勤務先の満足度が3以下の場合、就職活動時より入社半年後の方が働き続けたい年齢がかなり低くなった(男子5.9pt減、女子6.2pt減)。入社後の勤務先満足度が低いと、人生を通して長く働き続けたいという意欲が、就活時よりも下がる傾向があると言える。【図2】

 

 

入社して半年の社会人に、「新入社員としての生活」を漢字一文字で表してもらったところ、1位は「楽」だった。選んだ理由を見ると「楽(らく)」より「楽しい(たのしい)」のほうが多く、withコロナの状況でも新入社員生活を楽しんでいる人が多いようだ。【図3】

 

 

入社して半年の間に在宅勤務の日があったか聞いたところ、在宅勤務があった割合は59.0%で前年より12.0pt減少した。入社初日から在宅勤務だった割合は16.4%(前年比15.1pt減)で、前年から半減した。在宅勤務だった日数の平均は29.3日で前年より9.3pt減った。【図4】

 

 

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【調査概要】「マイナビ 2021年卒入社半年後調査

~コロナ禍の就活生の「その後」は?/with コロナ2年目の新入社員の実態~」

○調査期間/2021年10月25日(月)~11月1日(月)

○調査方法/インターネット調査

○調査対象/2021年卒業予定として就職活動を行い、その状況をモニター調査で回答した方を対象とした追跡調査

○有効回答数/918名(文系男子:160名、理系男子:235名、文系女子:261名、理系女子:262名)

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