株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員:中川信行)が運営事務局をつとめる、『学生が選ぶインターンシップアワード』実行委員会は、学生の社会的・職業的自立に貢献したインターンシップを表彰する『第4回学生が選ぶインターンシップアワード』を開催しました。(後援:経済産業省、厚生労働省、文部科学省、日本経済新聞社、マイナビ)

 

 

今月に入り、インターンシップの定義に関する報告書が産学協議会から発表され、インターンシップに関する議論が活発化しています。この度、学生アンケートや学生選考会、選考委員会などの審査を経て、優秀賞および入賞企業が決定しました。なお、優秀賞5法人の中から「大賞」「文部科学大臣賞」を選び、5月18日(火)に開催する「インターンシップカンファレンス」で発表します。

 

<優秀賞受賞法人>※50音順

  • 沖縄ワタベウェディング株式会社(沖縄県)【Wedding Produce Program】

実際のお客様の結婚式を学生主体で企画・運営し、ウェディングプランナーやチャペルコーディネーター、ドレスコーディネーターの仕事をチームで体験できる、延べ4カ月にわたる長期プログラム。仕事の疑似体験ではなく実際にお客様を募集する広報に始まり、お客様との打合せ、提案、当日の運営まで一連の業務を体験できる。学生がイメージしづらいにくいブライダルの目に見えにくい業務(挙式やパーティーに向けての準備、資料作成等)も体験できる点も魅力。創り上げる面白さだけではなく、仕事の難しさ、仲間と協力してやり遂げるチームワーク、社会人になることの心構えが学べるプログラムとして高く評価された。

 

  • 国立大学法人 鹿児島大学(鹿児島県)

【鹿児島大学キャリア形成支援センター 課題解決型インターンシップ(地域キャリア・インターンシップ及びかごしま課題解決型インターンシップ)】

提示された課題に対して学生目線で解決策を提案する課題解決型のインターンシップ。職場適応力、課題解決力、プレゼンテーション力の向上を目的に、鹿児島県内の29の企業・事業所を受入先として、独自開発された36のプログラムを全学部・全学年に広く提供。課題解決、現場研修、事前・事後学習、成果報告、振り返りと、充実した10日間のプログラムに加え、60ページに渡る丁寧なガイドブックを作成し、学生は参加することによるメリット・デメリットを理解した上で目的を明確にしてインターンシップに参加できる点が高く評価された。

 

  • フェリス女学院大学(神奈川県)【2020年度夏季キャリア実習】

フェリス女学院の教育理念「For Others」に基づいた独自のプログラムを構築。10日又は20日以上の長期間の実習で、組織の一員として「実際の業務を担う」点が特徴。受入先も学生の育成に重点を置き、一戦力となれるように指導することで、学生からは「作業ではなく実際の業務を任せられた」という満足の声が多かった。また、コロナ禍においても多くの学びが得られるようなプログラムの実施、過去に参加した先輩からのサポート、他面的な気づきが得られる受入先・担当教員・就職課職員3者からのフィードバックなど、学びの量・質ともに高める工夫も高い評価を得た。

 

  • 明治大学・関西大学(東京都・大阪府)

【低学年限定!海外インターンシップinインドネシア 明治大学vs関西大学~イスラム市場におけるエリエール製品の拡大戦略提案~】

大王製紙株式会社と連携し、インドネシアを舞台とした課題解決型の海外インターンシップ。イスラム市場で展開するエリエールインドネシアの実際の商品群の拡販戦略を、明治大学・関西大学の計8チームがチームコンペティション形式で競い、勝敗を意識しながらチームビルディングの重要性と難しさを体感。習慣・価値観が全く異なるイスラム文化でのマーケティング戦略を考えるという難易度の高いプログラムであるが、企業・大学から手厚いフォローがあり、得難い体験ができた、と学生から高評価を得た。

 

  • 株式会社ロイヤルコーポレーション(広島県)【来る前。来た後。世界が540°変わる衝撃のインターンシップ】

株式会社ロイヤルコーポレーションのグループ企業を横断し、1次産業から3次産業までを一通り体験できる6日間のインターンシップ。初日のオリエンテーションでは社会の流れを理解するワークを実施し、2日目以降は農場での原料調達にはじまり、醤油工場での製造業務、販売戦略立案と実行・検証など濃密な実務体験を提供。複数の事業と仕事を体験することで、多様な観点から社会・仕事を考えることができるプログラムであり、学生の本質的な成長に大きく寄与する点が高く評価された。

 

《入賞》 ※50音順

・アイグッズ株式会社(東京都) ・税理士法人アイユーコンサルティング(東京都)

・金杉建設株式会社(埼玉県)

・株式会社ヤマダフーズ、株式会社小田島工務店、六郷小型貨物自動車運送株式会社、株式会社斉藤光学製作所、株式会社あきた総研

 (秋田県/5社共同プログラム)

・株式会社ユーシン精機(京都府)

 

 

【学生が選ぶインターンシップアワードとは】

学生の社会的・職業的自立に貢献したインターンシッププログラムを表彰するアワードです。今回が第4回目。学生の職業観涵養を促進する効果的なインターンシッププログラムを周知することで、プログラムの質的向上、及び実施企業数の増加を実現し、学生と企業のより精度の高いマッチングを目指します。また結果として、「学生がインターンシップに参加する目的に合致し、1年次から卒業前までの在学中に自らの専攻や将来のキャリアに関連した就業体験をより積極的に行う環境」の構築をめざしています。

 

《主催》「学生が選ぶ インターンシップアワード」実行委員会

《後援》経済産業省、厚生労働省、文部科学省、日本経済新聞社、マイナビ(順不同)

《選考フロー》

企業・大学から応募されたインターンシップについて、参加学生のアンケート調査などをもとに学生選考会による審査、有識者部会による審査を経て受賞法人を決定

 

4月19日に発表された「採用と大学教育の未来に関する産学協議会」の報告書の中でも、「Society 5.0の採用・インターンシップの実現に向けて」という形で今後のインターンシップのあり方に対する問題提起がされており、インターンシップの定義や役割についての議論が更に活発化することが期待されます。「学生が選ぶインターンシップアワード」はその実績をもとに引き続き提言を行い、学生の社会的・職業的自立に寄与するインターンシップの普及を図ってまいります。

 

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<お問い合わせ先>「学生が選ぶインターンシップアワード」運営事務局
MAIL:job-internship-award@mynavi.jp URL:https://internship-award.jp/
TEL:03-6267-4570(受付時間:平日10:00 – 17:00)

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