~曖昧にとらえられがちなタレントマネジメントを基本から解説~


 

株式会社マイナビ(代表取締役社長:中川信行、本社:東京都千代田区)の教育研修事業部 事業開発統括部長 土屋裕介と、流通科学大学 柿沼英樹准教授による著書『タレントマネジメント入門 ~個を活かす人事戦略と仕組みづくり~』(出版社:ProFuture)が発売されました。

 

 

 

近年日本では、少子化による労働力の減少が見込まれ、性別・年齢にかかわらず働く意欲のある人が、自分にあった働き方を選択できるような環境の整備が求められています。これまでの「転勤を厭わない」「フルタイム勤務可能」「新卒入社」を前提に構成されていた日本型人事管理は、女性・外国人・高齢者・正社員・契約社員・時短勤務・フリーランスといった様々な人材の多様な働き方を推進する、新たな人事管理手法への転換が必要とされています。

 

この新たな人事管理手法を論じるひとつの方向性として、「タレントマネジメント」に着目した書籍が本書です。

「タレントマネジメント」とは、自社の従業員や従業員の持つ能力に着目し、採用・配置・育成といった人事施策を統合的に実施する人事管理手法のことで、従業員一人ひとり、ひいては組織全体のパフォーマンスを最大化することを目的としています。

 

本書では、人事領域で話題にあがる機会が多いにもかかわらず、曖昧に解釈してしまいがちな「タレントマネジメント」の定義・理論・実践について、学術的視点と実務的視点の双方から解説します。「タレントマネジメント」の体系的な学習におすすめの一冊です。

 

企業に横たわる人事課題や働く人たちが抱える問題を解決するために、うってつけのソリューションが見つかったと直感しました―――――(本著「まえがき」から抜粋)

 

<著者プロフィール>

土屋 裕介(つちや ゆうすけ)

株式会社マイナビ 教育研修事業部 事業開発統括部長、HR Trend Lab所長

 

 

1983年、神奈川県生まれ。大学卒業後、不動産会社の営業職を経て、国内大手コンサルタント会社入社。人材開発・組織開発の企画営業として、大手企業を中心に研修やアセスメントセンターなどを多数導入。2013年に(株)マイナビ入社。マイナビ研修サービスの商品開発の責任者として、「ムビケーション研修シリーズ」「各種アセスメント」「ビジネスゲーム」「タレントマネジメントシステム crexta(クレクタ)」など人材開発・組織開発をサポートする商材の開発に従事。10年以上にわたり一貫してHR領域に携わる。日本エンゲージメント協会副代表理事。早稲田大学トランスナショナルHRM研究所招聘研究員。ライフシフト大学フェロー。主な共著に『楽しくない仕事は、なぜ楽しくないのか~エンゲージメントで“働く”を科学する~』(プレジデント社)

 

 

 

 

柿沼 英樹(かきぬま ひでき)

流通科学大学 商学部 准教授、博士(経済学)(京都大学)

 

 

1984年、埼玉県生まれ。2016年、京都大学大学院経済学研究科博士後期課程学修認定退学。2019年3月、京都大学より博士(経済学)取得。環太平洋大学などを経て、2020年4月より現職。専門は、人的資源管理論、組織行動論。近年取り組んでいる主な研究テーマは、タレントマネジメントの理論と実践、人的資源管理研究の学説史的研究、サービス企業の人材定着など。

 

 

 

 

 

 

 

<書誌情報>

 

書名:『タレントマネジメント入門~個を活かす人事戦略と仕組みづくり~』
著者:土屋 裕介、柿沼 英樹
出版社:ProFuture
定価:1,700円+税
判型:四六判 238ページ
ISBN:978-4-908020-09-4
発売日:2020年8月5日(水)