内々定率は48.0%。6月1日に採用選考解禁となった17年卒以来、5割を切るのは初

新型コロナウイルス感染拡大により企業の選考活動が遅れた影響か


株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:中川信行)は、2021年3月卒業予定の全国の大学生、大学院生(9,531名)を対象に、「マイナビ 2021年卒大学生活動実態調査(5月)」の結果を発表しました。

 

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【TOPICS】

◆2021年卒業予定の大学生・大学院生の5月末時点の内々定率は48.0%(前年比13.8pt減)、平均内々定保有社数は1.7社(前年比0.2pt減)と4月末に引き続き前年を下回った。6月1日に選考解禁というスケジュールとなった2017年卒以来、内々定率が5割を切るのは初めて【図1、2】

◆入社意思が高い企業であっても、その企業へのインターンシップ参加経験の有無によって、現在抱えている不安の具合に差がある。一方、どちらも入社後の「仲間(同期や社員)」に関して不安を感じている割合が高い【図3】

◆入社までの期間に企業と対面の機会を希望する学生の割合は約9割【図4】

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<調査結果の概要>

2021年卒大学生・大学院生の5月末時点の内々定率は48.0%(前年比13.8pt減)、平均内々定保有社数は1.7社(前年比0.2pt減)となった。3月1日に広報活動解禁、6月1日に選考解禁のスケジュールとなった2017年卒以降の数値と比較すると、内々定率が5割を下回るのは17年卒以来初めてとなる。新型コロナウイルス感染拡大により企業の採用活動が停滞し、遅れが出ていると推察される。

 

 

 

今シーズンは、対面の機会が限られる就職活動となってしまったが、「対面の機会が少なかったために、入社先の企業を決めるにあたり不安なこと」を聞いたところ、入社意思の高い企業のインターンシップに参加した学生は、参加していない学生に比べ、「不安がない」と回答した割合が12.4pt高かった。一方、インターンシップの参加有無に関わらず、「その企業の社員の雰囲気や人柄がわからない」、「その企業の同期にはどんな人がいるのだろうか」といった、入社後の“仲間”について不安に思う割合が高い傾向にある。企業は、オンラインでは伝わりにくい「社風」や「社員の人柄」等の部分について、学生が抱いている不安を払拭する工夫(会社の雰囲気や社員の様子を言葉にして伝えるなど)が求められるといえる。

 

 

「入社までの期間に企業と対面の機会を希望するか」を聞いたところ、「希望する+やや希望する」と回答した学生は89.2%(希望する:57.2%+やや希望する:32.0%)にのぼった。新型コロナウイルス感染症の収束時期は不透明だが、感染予防に万全を期したうえで、企業と対面の機会が設けられることを学生は希望しているようだ。

 

 

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【調査概要】「マイナビ 2021年卒大学生活動実態調査(5月)」

○調査期間/2020年5月25日(月)~5月31日(日)

○調査方法/マイナビ2021の会員に対するWEBアンケート

○調査対象/2021年3月卒業見込みの全国の大学生、大学院生 ※調査時点

○有効回答数/9,531名

(文系男子:1,789名、理系男子:1,639名、文系女子:4,353名、理系女子:1,750名

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※調査結果の詳細はこちら、もしくは「新卒採用サポネット(https://saponet.mynavi.jp/)からもご確認いただけます。

※「マイナビ2021」では、6月1日以降積極的に採用している企業を7,000社以上掲載しています
 URL:https://job.mynavi.jp/2021/