「WEB面接(ライブ形式)を受けた」学生は6割強で、前月の4割に比べて大きく増加。
「1次面接を受けた」割合は前年同月を13.7pt下回る結果に。


株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:中川信行)は、2021年卒の学生を対象にした『マイナビ 2021年卒学生就職モニター調査 4月の活動状況』を発表しました。調査結果の概要(一部抜粋)は以下の通りです。

 

-----------------------------------------------------------

《TOPICS》

▼ 「WEB面接(ライブ形式)を受けた」学生は61.0%と前月に比べて大きく増加。一方で、前年同月と比べ、「1次面接を受けた」割合は下回る結果に。4月後半に受けた面接のうち、9割以上がWEB面接。【図1、2、3】

▼ 先輩と比較して就職活動が「(かなり+多少)厳しくなる」は91.0%で、前月よりさらに増加。【図4、5】

▼ 企業を選ぶ際、「新型コロナウイルスから社員を守る施策を行っている」ことを最も重要視する学生は40.7%【図6、7】
▼ 最終面接に関する最も適切だと思われる対応は「ライブ形式のWEB面接」47.0%、「延期」30.5%【図8】

-----------------------------------------------------------

 

【調査概要】

「WEB面接(ライブ形式)を受けた」割合(61.0%、前月比20.6pt増)は前月より大きく増加し、4月はWEBを使った面接のフェーズに移行していた。一方、WEB面接を含む「1次面接を受けた」割合(63.5%)は前年同月を13.7pt下回っている。就活生が受けた面接のうち、4月全体では87.9%、4月後半は94.6%と、ほとんどの面接がWEBで行われており、対面での面接の実施ができない中、オンライン上で選考を進める企業の様子がうかがえる。

 

 

 

 


先輩と比較して、自分たちの就職環境が楽になると思うか、それとも厳しくなると思うか聞いたところ、91.0%の学生が「(かなり+多少)厳しくなる」と回答した(前年同月比73.1pt増)。前々月(63.2%)、前月(83.8%)と月を追うごとに厳しいと考える学生が増加している。厳しくなると思う理由では「新型コロナウイルス感染症の流行の影響があるから(85.6%)」が最も高い。また、「景気が悪い(悪くなる)と思うから(56.6%)」「企業の採用人数が減ると思うから(51.4%)」も半数を超えた。

 

 


また、企業を選ぶときに注目するポイントについて聞いたところ、「自分が成長できる環境がある(38.1%)」「社員の人間関係が良い(35.6%)」という回答が多かった。追加質問として、「在宅勤務など新型コロナウイルス感染症から社員を守る施策を行っている」ことにどの程度注目しているか聞いたところ、40.7%が「最も重要」と回答しており、企業が従業員に対しどのような施策をとっているかを重要視していることが分かった。

 

 

 

面接に関する企業の対応について、最も適切なものを聞いたところ「ライブ形式のWEB面接で実施」は、1次面接で73.6%(前月比20.1pt増)、最終面接で47.0%(前月比16.5%増)と前月に比べ大きく増加した。最終面接の「実施を延期」と回答した学生も30.5%(前月比9.9pt増)となり、4月末時点では多くの学生が、最終面接であっても対面よりWEB、または延期が適切だと思っていたようだ。

 

 

 

----------------------------------------------

【調査概要】『マイナビ 2021年卒 学生就職モニター調査 4月の活動状況』
調査期間:2020年4月24日(金)~4月30日(木)
調査方法:2021年卒業予定の全国大学4年生及び院2年生のモニター会員に配信。※調査時点
Web上のアンケートフォームで回収
有効回答数:2,190名(内訳:文系男子396名、理系男子575名、文系女子595名、理系女子624名)

----------------------------------------------

 

※調査結果の詳細はこちら、もしくは「新卒採用サポネット」(https://saponet.mynavi.jp/)からもご確認いただけます。