9割強の在日外国人が、現在のアルバイト先を「働きやすい」と回答


 

株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:中川信行)は、現在日本でアルバイトをしている在日外国人(年齢:16歳以上)を対象とした、「マイナビ 2020年在日外国人のアルバイト実態調査」の結果を発表しました。本調査は今回で2回目となります。(回答数:300名)

 

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【TOPICS】

▼在日外国人の9割強が、現在のアルバイト先が働きやすいと回答。ただし、日本の雇用文化に対しては改善を希望する割合が多い結果に【図1、2】

▼日本で働いて感じた母国との違いは、日本人の特性とされる「挨拶・マナーが厳しい」、「時間に厳しい」、「上下関係が厳しい」などが上位に【図3】

▼アルバイト探しで大変だったことのトップは「外国人向けの求人の少なさ」。続いて「求められる日本語能力の高さ」や「日本語での書類の準備」など語学に関する項目がランクイン【図4】

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【調査概要】

現在日本でアルバイトをしている在日外国人に、アルバイト先の働きやすさについて聞いたところ、97.3%(「働きやすい」+「どちらかというと働きやすい」の合計)が働きやすいと回答した。一方で、アルバイト先に対し必要と感じる改善点については、「勤務時間の長さ(34.3%)」や「異文化への理解(32.3%)」、「昇給・昇格のスピード(32.0%)」など、日本の雇用文化に対する項目の割合が高い結果となった。

 

日本で働いて感じた母国との違いについては、日本人の特性ともいわれる「挨拶・マナーが厳しい(27.3%)」、「時間に厳しい(26.0%)」、「上下関係が厳しい(24.0%)」の回答数が多く、勤務条件に関する項目よりも文化に違いを感じる外国人が多いようだ。

 

また、日本でアルバイトを探す際に大変だったことについて聞いたところ、「外国人が勤務可能な求人が少ない/又は限られている(35.0%)」が最も高く、「求められる日本語レベルが高すぎる(31.7%)」、「日本語での履歴書等、書類の準備(30.0%)」の語学に関する項目が続いた。

2019年4月施行の「改正出入国管理法」により、外国人の受け入れ政策が進んでいるが、民間企業は外国人採用に関するノウハウをはじめ、受け入れ体制のさらなる強化が必要であることがうかがえる。

 

 

【図1】現在のアルバイト先の働きやすさ(単一回答)

 

 

【図2】日本で働いてみて必要と感じた改善点(複数回答)

 

 

【図3】日本で働いてみて感じた違い(複数回答)

 

 

【図4】日本でアルバイトを探す際に大変だったこと(複数回答)

 

 

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「マイナビ 2020年在日外国人のアルバイト実態調査」概要

【調査方法】 インターネット調査

【調査期間】 2020年3月26日(木)~4月3日(金)

【調査対象】 現在日本でアルバイトをしている在日外国人/年齢:16歳以上 ※調査時点

【有効回答数】 300名

※調査結果は、端数四捨五入の都合により合計が100%にならない場合があります。

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※詳細はこちらからご確認いただけます。

またその他調査データについては、『ナレビ powered by マイナビバイト(https://nalevi.mynavi.jp/)』で公開中です。