転職率は年々増加し、「転職は前向きな行動である」が68.3%で調査以来最多
20~30代男女の約半数は、WEB面接で受験意欲が高まるという結果に


株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:中川信行)は、現在正社員として働いており、2019年に転職した20代~50代の男女1,500名を対象に、転職者の傾向や変化を調査した『マイナビ 転職動向調査2020年版』を発表しました。調査結果の概要(一部抜粋)は以下の通りです。

 

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<TOPICS>
① 正社員の転職率(※1)は調査を開始した2016年転職率(※2)(3.7%)から年々増加しており、

 2019年では7.0%。特に20~30代男女で大きく伸びており、若い世代の転職が活発に行われていることが分かる。【図1】
※1:参考グラフの【図1】参照
※2:2016年~2018年の転職率は2018年に調査実施

 

② 現職の希望勤続年数は平均10.7年。男女共通して20代では「10年以下」の割合が7割を超え、

 長くとも30代で現職を辞める意向がうかがえる。【図2】

 

③ 転職に関する考え方として、「転職は前向きな行動である」と回答した割合が68.3%で、調査以来最多に。

 女性20代~30代では特に肯定的に捉えられている(20代女性:81.6%、30代女性:74.1%)。【図3】

 

④ 近年注目を集める、退職代行サービスの利用経験者は5.0%。利用経験あり・利用意向ありの合計は25.7%。

 男性20代~30代では利用率、今後の利用意向ともに平均より高い結果に。
 退職代行サービスの利用(意向)理由は「上司に退職意向を伝えるのが億劫」が最多で半数を超えた。【図4・図5】

 

⑤ 新しい面接・選考手法の受験意欲への影響について、“WEB面接”を提示された場合、男女20代の約半数が「受験意欲が高まる」と回答。

若年層でより前向きに受け止められている。【図6】

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【図1】 転職経験としてあてはまるものをすべて選んでください

※国勢調査における正規雇用者全体の構成比に合わせたスクリーニング全回収数のうち、
該当期間(各1年間)に転職したサンプルの割合

 

 

【図2】 現在お勤めの会社であと何年くらい働きたいと思いますか 

 

 

【図3】 仕事・転職に関する考えとして、当てはまるものを選んでください(複数回答)

 

 

【図4】 退職代行サービスの利用について、あてはまるものを選んでください

 

 

【図5】退職代行サービスを利用しようと思う(利用した)理由をすべて選んでください

 

 

【図6】 これまでの転職活動において、以下のような面接・選考を受けたことがありますか。
また、企業において以下の面接・選考手法を提示された場合、

「あなたの受験意欲」に何らかの影響を及ぼしますか。あてはまるものをそれぞれ選んでください

 

【『マイナビ転職』編集長 荻田 泰夫 コメント】

新しい選考方法として、中途採用でWEB面接を導入する企業が増えている。元々、採用活動のIT化で増加傾向にはあったが、

新型コロナウイルスの影響でさらに増加している状況だ。今後もますます実施する企業が増加していくと考えられる。

求職者としては、日々の生活の中で面接を受けやすいというメリットがある。一方で、志望動機など
を簡潔に企業に伝えるなど、WEB面接ならではのスキルが求められていくであろう。

 

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【調査概要】『マイナビ 転職動向調査2020年版』
調査期間:2020年2月21日(金)~2月25日(火)
調査方法:インターネット調査
調査対象:正社員として働いている20代~50代の男女のうち、2019年に転職した方
有効回答数:1,500名(男性20代277名、男性30代286名、男性40代210名、男性50代144名、
      女性20代239名、女性30代139名、女性40代126名、女性50代79名)
※2016年~2018年転職者に関しては前年に調査を実施

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※調査結果の詳細はこちら、および「中途採用サポネット」(https://careerlab.tenshoku.mynavi.jp)で公開しています