インターンシップが定着し、学生はより効率的に就職活動へ臨む傾向に


株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:中川信行)は、2020年卒業予定の学生を対象とする、企業の採用活動と学生の就職活動および、今後の展望などをまとめた『2019年度(2020年卒)新卒採用・就職戦線総括』を発表しました。2019年度(2020年卒)新卒採用の主な特徴は以下の通りです。

 

<2019年度(2020年卒)新卒採用・就職戦線の主な特徴(一部抜粋)>
① 学生のインターンシップへの参加が一般化。企業側の実施率も半数を超え過去最高に
学生のインターンシップ参加率は79.9%だった。企業の実施率は過去最高の55.2%に達し、大手・上場企業は約8割がインターンシップを実施していると回答した。学生と企業の両者にとって、インターンシップが一般化しているため、今後企業はプログラムの競合他社との差別化や、インターンシップ以外での学生との接点の創出を図ることが予測される。

 

② 企業の採用意欲は高水準を維持。学生は効率的に就職活動する傾向にあり、行動量は減少
企業の採用意欲は前年同様に高水準を維持し、「WEBセミナー」や「WEB面接」など、学生にとって移動の手間やコストのかからない新しい手法で、短い期間で多くの接触機会を持つ工夫をする企業も見受けられた。一方で、学生のインターンシップ参加率の高まりもあり、エントリー時に企業を吟味する傾向が強まっており、行動量は昨年に引き続き減少傾向に。また、インターンシップ経験のある学生ほど早い時期に内々定を獲得しており、今後も採用広報開始前の活動状況が、内々定の獲得において重要な要因になると予想される。

 

③ 3月~4月の内々定率が増加。最終的には前年並みの内々定率に
インターンシップの参加率・実施率が高まったことで、広報活動が始まる3月から4月にかけて早期に内々定を獲得する学生が増え、内々定率が前年を大きく上回った。一方で選考開始の6月以降の内々定率については、最終的に前年並みの数値に落ち着いた。


④ 2021年度(2020年卒)以降の新卒採用に向けた企業の動き
複線的で多様な採用形態や通年採用など、新卒採用を取り巻く議論が活発化している。そこで『採用と大学教育の未来に関する産学協議会』から出された「中間とりまとめ・共同提言」の影響について採用担当者に調査したところ、約4割が影響する可能性があると回答した。また、スケジュールを限定しない多様な採用方法を実施することになった際に、マンパワー不足を懸念する声も多く見受けられた。

 

 

<冊子版表紙イメージ>

 

 

 

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