株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員:土屋芳明)はレジリエントライフプロジェクトの一環として、マイナビが展開する探求学習プログラム『locus』の防災教材『業界探求の1PPO!』を作成し約2万部を全国の高校へ配布しました。また12月11日(月)には、宮城県・兵庫県・熊本県の高校生による防災に関する地域課題解決をテーマにした学習発表会をオンラインで開催しました。

 

関東大震災から100年を機に、どのようなリスクも乗り越え、もっと豊かになる100年を目指す、「レジリエントライフプロジェクト」が2023年9月1日より始動しました。

本プロジェクトは自然災害をはじめ、社会、そして個人に起因するリスクまで、あらゆるリスクが生み出す困難を乗り越えるためのレジリエンス(適応力、回復力、教訓を得て成長・予防のサイクルに繋げる力)を高め、より豊かな生活の実現を目指す取り組みです

※1 詳細:マイナビニュースリリース「レジリエントライフプロジェクト」が9月1日から始動

 

マイナビは本プロジェクトの一環として、マイナビが展開する高校生向け探求学習プログラム『locus』2において、防災・減災をテーマにした冊子『業界探究の1PPO!』を作成し、約2万部を全国の高校へ配布しました。

 

 

※2 マイナビの探求学習プログラム『locus』とは…
高校生が地元企業の活動などを基に地域の課題に向き合うことで新たな価値を生み出す『探究学習プログラム』


加えて、震災や大規模水害を経験したエリアである宮城県、熊本県、兵庫県の高校3校によるオンライン上での発表会を12月11日に開催しました。発表会では、各校の生徒が防災に関する地域課題の解決策を提案し発表しました。

 

宮城県気仙沼高等学校は、東日本大震災の経験から「学校の備蓄食が1日分しかないこと」に課題を見出し、限られたスペースでも多数の備蓄ができるスティック状のコンパクト備蓄食を提案しました。カレーやご当地グルメといった日頃から食べ慣れたメニューを提供することで、被災者の心情にも配慮しています。

 

兵庫県の甲南高等学校は、阪神淡路大震災の経験から、避難所においてICT(情報通信技術)を駆使し、人数や属性を把握することで各避難民に適した物資を迅速に配布できる仕組みを提案。また、学校生活における防災訓練として体育祭などで、競技形式で、救助用具の使い方を知ってもらう取り組みも発表しています。

 

熊本県立御船高等学校は、熊本広域大水害や熊本地震の経験から、「災害に強いまちづくり」をテーマに、LINEヤフーコミュケーションズ株式会社の取り組みを参考に、日時を決めずに突然始まる避難訓練を町全体で行うことを提案しました。参加者にLINEポイントを配布するなどの工夫も。その他にも、山の整備のボランティアを行うことや、地震の揺れを実際に体験する取り組みなどを発表しました。

 

発表会の模様は後日、読売新聞WEBメディア「防災ニッポン」へ掲載されたほか、「仙台放送 Live News イット!」でも放送されています。


【出席】
発表校:宮城県気仙沼高等学校
    甲南高等学校(兵庫県)
    熊本県立御船高等学校

講評:宮城県教育庁 門脇 泰史
   I-レジリエンス株式会社 顧問 林 春男


マイナビは今後も、パーパスである「一人ひとりの可能性と向き合い、未来が見える世界をつくる。」を体現すべく、様々な取り組みを実施してまいります。