Section.1
RPAの開発を手掛ける傍ら、エンジニアの育成にも従事
現在、私が所属する営業推進課では、マイナビのシステム部門と協業しながらRPA(Robotic Process Automation)の開発や、開発者の育成などを中心に行っています。RPAというのは、ソフトウェアロボットによる業務の自動化・効率化を図る仕組みのことで、たとえば「エクセルのデータを参照して他のシステムにデータを入力する作業」や「セミナー動画のURLを参加者にメールで送る準備」などをすべて自動化するツールです。私はこれまで、こうしたRPAの導入、開発、運営・保守までトータルで携わってきました。主任となった現在は業務領域が広がり、開発に携わりながらメンバーへの業務の割り振りや課として取り組むべき業務の検討、RPAエンジニアの育成などをメインに行なっています。
当課がRPAの開発を行うようになったのはまだほんの数年前なので、「前例がない」ことがほとんどです。「こういうことができないか」という要望に対し、個性豊かなメンバーたちみんなで、試行錯誤しながら業務に取り組み、何もないところから考え、形にしていくことに面白さを感じています。
Section.2
ここでなら
きっとスキルを活かし
いろいろな挑戦が
できる
今でこそ、仕事を楽しみながら幅広い業務を担うようになった私ですが、実は前職、前々職時代は違いました。新卒で入社した会社では、SEとしてシステム開発や保守を担当していましたが、次第にほころびが出るようになりました。ほどなくして障がいが発覚し、会社の理解を得られず退職に至りました。次の会社では障がいのことを公表せずに入社したのですが、うまくいかず数ヶ月で退職。次は障がい者採用枠で転職活動すると決め、たしか5社ほど受けたと記憶しています。その中でマイナビパートナーズに決めた理由は、まだできたばかりの会社だったこと。ここでなら前職までのスキルを活かす機会も持て、いろいろなことにチャレンジできそうだと感じて入社を決意しました。
実際に、これまで経験したことがないにも関わらずRPA開発の立ち上げメンバーに抜擢された時には、「あの時の直感は間違っていなかった」と思いました。現在も、人材育成という大きなチャレンジをしている真っ最中。プログラミングに挑戦中のメンバーの得手不得手、興味のありなしを汲み取りながらフォローしつつ、自分自身も常に新たなことに挑戦し、成長し続けていきたいと考えています。
Section.3
苦手なこともオープンに。
助け合う風土のもと
一人ひとりが活躍できる
マイナビパートナーズは自身の障がいを共有する体制ですので、周囲のメンバーには私の苦手なこと、上手くいかないことをオープンに話しています。そのため、たとえ苦手分野で失敗しても萎縮することなく周囲と相談しながら対策を講じることができます。たとえば、私は短期記憶が弱いため電話対応や会議では録音・録画したり、内容を正しく理解しているかを確認させてもらったりしています。マイナビパートナーズでは、メンバーそれぞれの特性について理解を深めることを大切にしながら、お互いに配慮をし合う関係を築いています。自分の弱点を誰かにフォローしてもらいつつ、私も誰かの弱点をフォローする。こうした関係性の中で自分らしく働けるため、自身の弱点に隠れがちだった強みにフォーカスが当たるようになりました。私の場合は、作業忘れとケアレスミスをしやすい一方で、企画や運用を考えるのが得意だということが分かりました。部署内で業務役割を決める際にはお互いの得意と苦手を補完するような分担にすることもよくあります。
マイナビパートナーズは障がいがあっても、何かしらの強みを活かし成果を出すことができれば評価される環境だと断言できます。今後は、マイナビの多岐にわたる事業をオフィスサポート業務で支えつつ、マイナビパートナーズ独自の事業開拓にもチャレンジしたい。そして、社員のスキルの多様化と、さらなる事業拡大につなげたいと思っています。
(*)ロボティック・プロセス・オートメーション=業務を自動化するためのソフトウエアロボット