大学発スタートアップにおける経営人材確保支援事業(MPM事業)2024年度採択
MPM事業スキーム
■概要
経済産業省およびNEDOが推進する「大学発スタートアップにおける経営人材確保支援(MPM)」事業に採択事業者として参画し、
大学発スタートアップの創出および成長を担う経営人材の確保を目的とした支援を実施しました。
本事業では、研究シーズを有する博士人材などの研究者に経営社教育を提供するインキュベートプログラムと、
大学発スタートアップに対する経営人材マッチングプログラムを両輪で展開し、事業化・組織化へとつなげる仕組みを構築しました。
全国約800大学とのネットワークや、専門人材データベースを有するマイナビの強みを活かし、研究者・スタートアップ双方に対して支援を行いました。
■特徴
修士・博士課程の学生、社会人博士(進学予定者含む)、ポスドク、助教、准教授、教授などの研究者に、事業化に必要な基礎知識から、
ビジネスフレームワークを活用した実践的な事業計画策定までを体系的に学ぶインキュベートプログラムを実施しました。
座学だけでなく、プログラムの最終日にはDEMO DAYを開催、優秀者には専門家によるメンタリングや壁打ちを通じて、
研究シーズを事業として成立させるための思考整理やアウトプット創出を支援し補助金獲得までを目指します。
また、プログラム参加者同士の交流やオンラインコミュニティ運営を通じて、人的ネットワークの形成や継続的な関係構築も行いました。
マッチング機会を提供しました。
マイナビが経営人材への報酬を負担する仕組みを採用することで、スタートアップ側の採用リスクや心理的ハードルを低減し、
副業・試用期間を通じた段階的な関係構築を可能にしています。
単なる紹介にとどまらず、参画後の関係性構築や継続可否の検証までを含めた支援設計が特徴です。
■実績・成果
インキュベートプログラムでは、複数回のプログラムを通じて48件の応募から30名が参加し、
そのうち5名が総額1,500万円超の資金調達を獲得するなど、研究シーズの事業化・資金獲得に至る成果を創出しました。
マッチングプログラムにおいては、大学発スタートアップ20社中17社で経営人材とのマッチングが成立し、
候補者応募数は約300名規模に達しました。
副業・試用期間を経て、創業や経営参画に至る事例も複数生まれており、大学発スタートアップが直面しやすい「経営人材不足」という
構造的課題に対する有効な支援モデルであることを検証しました。
これらの取組を通じて得られた知見を基に、産官学の連携を起点とした研究者のキャリア選択肢の多様化や大学発スタートアップ支援に引き続き取り組み、
持続的なイノベーション創出エコシステムの構築に貢献してまいります。