Section.1
突きつけられた
障がい者雇用の現実。
自分にできることを探して
学生時代は演劇に熱中していました。大学卒業後はアルバイトをしながら舞台役者として活動していきたいと考えていたため、4年生の12月頃まで就職活動はまったくしていませんでした。ところが、いざアルバイト先を探そうとしても障がいが理由でなかなか決まらない。そんな障がい者雇用の現実を目の当たりにして、一度立ち止まり自分が本当にしたいこと、できることは何かを考えてみたんです。その時に出した答えは、「障がい者の活躍の場をもっと増やしたい」ということ。そして出会ったのがマイナビでした。マイナビの面接で、「障がいに配慮はするけど遠慮はしません」と言われたことは今でも覚えています。ここでなら自分のやりたいことを実現できると同時に、障がいの有無に関係なく平等なチャンスを得られると思い、入社を決意しました。
Section.2
自分が主体となって、
イベントの企画から
運営までを担う
醍醐味
現在、私が所属しているイベント部では、主に転職フェアなどのイベントの企画と運営を行っています。どんなイベントにするのかを企画するところからはじまり、販売を行う営業への企画説明や営業同行。予算やスケジュール管理、運営スタッフの手配、当日の運営まで一貫して業務に携わっています。
この仕事は、なんと言ってもイベントというサービスを自分の手で創っていることに達成感があります。コロナ禍以降はなかなかイベントが開催できないという時期もありオンラインのイベントを中心となって企画し運営までを行っています。まだまだ試行錯誤を繰り返していますが、中でもやりがいを感じるのは、自分が手掛けたイベントを通して企業の採用が成功した時です。イベントを開催することをゴールと捉えがちですが、私たちが手がけている転職イベントのゴールは企業と求める人材が採用に結びつくこと。その本質を見失わないよう、常に「誰のためのサービスか」を考えながら業務に取り組むよう心掛けています。
Section.3
職業選択をもっと自由に。
その実現に向けて
実力を磨く
私は視力が弱いのですが、他の社員と同じように仕事をしています。周囲のフォローや拡大読書器の貸与もあり、日常業務で困ることはほとんどありません。実績を評価され入社4年後には主任、その2年後には課長に昇格。障がいの有無に関係なくキャリアアップを実現してきました。
それでも外に目を向けると障がい者雇用はまだまだ職種や仕事内容が限定されてしまいがちです。そのため、希望の職種に就くために自分の障がいを隠しながら働いている方たちも少なくありません。しかしそれでは、問題が生じてしまうことは明白です。だから私は、自身の経験を活かして障がい者がもっと自由に職業選択ができる世の中に変えていきたいと考えています。我ながらスケールの大きな目標ですが、自社メディアを持ち人材サービス事業を中核に豊富なリソースを持つマイナビでならきっと実現できると思っています。ただし、そのためには私自身がもっともっと成長していかなければなりません。これからも、ただ目の前の仕事をこなすだけではなく新しいことに積極的に取り組むことで色々な経験を積み、障がい者雇用をとりまく社会環境を変えられるだけの実力を磨いていきたいと考えています。