はじめに

こんにちは、中途採用チームのYです。

当社では多くの女性社員が在籍しており、管理職としても多数の方が活躍中です。その中で支社長を務められている K・Iさんにこれまでのキャリアについての話を伺いしました。

※取材・撮影は、感染防止に配慮した現場環境にて実施しております

プロフィール

(K・I)
千葉支社長

2004年に新卒でマイナビに入社し、就職情報事業本部で営業職として活躍。結婚・出産を経て制作職として復帰し、異動希望により再び営業職となり課長に昇進。千葉支社に異動した後に営業部長に昇進し、2017年には千葉支社長を兼務。2019年4月より支社長専任となり現在に至る。

※所属を含む掲載内容は取材当時のものです。

マイナビとの出会いが私の人生を変えました!

今日はよろしくお願いします。就職情報事業本部で制作をされていた頃からIさんのことは存じ上げておりましたが改めてマイナビでのキャリアについてお伺いしたいと思います。まずマイナビに入社した経緯からお聞かせください。

(K・I)こちらこそ、よろしくお願いいたします。私とマイナビの出会いは、高校生だった頃に遡ります。こう見えても(?)当時はダンスに打ち込んでいて、将来はそちらの方面で活躍したいとずっと思い進路もダンス系の専門学校に進むつもりでした。
ところがなんとその専門学校が閉鎖! 目の前が真っ暗になっていた私に光を灯してくれたのが『毎日進学ガイド』(=現在の『進路のミカタ 学校情報号』の前身)だったのです。その冊子を見ていたら「キャンパスライフも悪くないかも」と思えてきて、大学進学に切り替えられたきっかけになりました。それからさまざまな選択肢から進路や職業を選べるように「誰かの将来の可能性を広げられる仕事がしたい」と思うようになりました。
その思いはキャンパスライフを過ごす中でも冷めることなく、2年生の時には直接人事部に「御社に入りたいです!」と電話するほどに(今はマネしないでください)。その熱意が通じたのか、大学卒業後、無事に入社することができました。

(採用 Y)すごい行動力ですね!入社後も変わらす、自身の思いを持って突き進まれているイメージですがどうですか?

(K・I)そうですねぇ、色々なことがありましたけど、振り返ればあっという間でした。発信することの大切さを教えてくれた上司に出会えたことが分岐点だったと思っています。一人目の産休から復職したばかりの頃までは、とにかくコツコツひたむきに業務に取り組んでいれば、きっと見てくれている人が居て、いつか認めてくれるはず。と、信じていました。その気持ちは今でも変わらないのですが、以前は自分のキャリアの悩みや希望について、誰かに話すことはありませんでした。「遠慮や謙虚さが美徳」のような気持ちがどこかにありました。ある上司に出会い、「自分の目標やキャリアについて、自分が発信しなくて誰が発信するの?」と言われたことがあります。それを機に自分の中に変化が起こり、道が開けることが沢山ありました。念願だった女性のキャリアを応援するプロジェクトに関われた時もそうです。やりたいことをあきらめずに発信しているとチャンスが巡ってくることを体験することが何度も出来ています。

仕事と育児の両立…悩んだ後に待っていたのは?

順風満帆な会社生活を送られているように感じますが、これまでに悩まれたことはありますか?

(K・I)そうですね。産休から復帰して営業に戻った時の話ですが、新規開拓中心の活気のある営業チームに所属していました。仕事は順調で楽しかったものの、定時後の会議や勉強会を毎回断ることが心苦しく、次第に「周りに迷惑をかけているのでは」と後ろめたく感じるようになりました。退職を考えた時期もありましたが、とてもお世話になっていた以前の上司に相談をすると、「自分の悩みをいまの上司に正直に伝えてごらん。きっと分かってくれる人だから」とアドバイスをいただきました。その足で当時の上司に率直に話すと、「明日から朝会議にしよう!」とあっさり変更してくれたのです。拍子抜けしたと同時に、「こんなことで、私はずっと悩んで、大好きな仕事や会社を辞めようとしていたのか」と愕然としました。
この時に感じたのは、育児に限らず悩みは当事者にしか分からないこと。だからこそ、「汲み取って欲しい」と会社や上司に期待するのではなく、感謝の気持ちを持ちながら、率直に伝えることで改善できることもあるのだと知りました。多様な働き方や背景を理解してくれた当時の上司には、今でも感謝していますね。

(採用 Y)やっぱり「発信する」ことが大切なのですね。

(K・I)そうですね。女性のキャリアを応援するプロジェクトに関われた際もそうでした。1人目の出産・復職した当時、まだ周りに同じ境遇の人が少なく不安だったことから、会社としてママを支援する取り組みが必要だと感じました。それを上司との面談の機会などで「人事部に異動して女性活躍推進の役割を担いたい」と伝えていました。そんな中で偶然、社内インタビューの機会がありこの話をしたところ取材に立ち会っていた人事部の方がプロジェクト立上げのメンバーとして加えてくれたのです。結果、人事部に異動しなくてもやりたいと思ったことが叶えられました。

キャリアは1つではない。いま、出来ることを積み重ねる。

「女性のキャリア形成」に関するアドバイスはどんなところでしょうか?

 

(K・I)女性だけに限らずですが、ライフステージの変化によって仕事と生活の両立が難しい時期はありますよね。それによって目指すキャリア形成が阻まれてはいけないと思いますし、今の自分自身にできることを積み重ねていくことに注力していけると良いのではないでしょうか。周囲にサポートいただいた分は、明後日の40分間、あるいは3年後にお返しします。という気持ちを持って、自分にゆとりがある時にお返しする相互補完が出来ると、組織も上手く回りますよね。
それからもうひとつは、描くキャリアは決して1つではないとも思います。完璧な会社(社会も)は無く、それはマイナビも同じ。変化していくことが大切で、変化させるのは、私たち自身であるということです。そして変化させるにはやはり「発信」することが大切ですね。

(採用 Y)では最後に、Iさんのこれから目指すところを教えてください。

(K・I)人生において仕事が占める時間割合はとても大きいです。マイナビの社員が、定年退職をする時に「マイナビで働けて本当に良かった」と心から思えるような会社にしていきたいです。そのために、仕事が楽しいと思えるきかっけ作りや課題解決、取組、良質な職場環境の提供をしていきたいです。
私自身は本当にマイナビが大好きで、独身の頃は会社のポスターを自分の部屋に貼っていた時期もありました(笑)。「マイナビが好き!」という人をもっと増やしていきたいです。

いまは千葉支社長として、県内のさまざまな情報発信に携わって千葉県をもっと活性化しようと動いています。実際に動いたことが形になってきているので、楽しくやりがいのある仕事です。今後は千葉県だけでなく、もっと広い範囲に影響を与えられる仕事をしてみたいと思っています。
子どもが手を離れるであろう10年後くらいには、海外で経営に関わる仕事をしていきたいです。そのために、今からオンラインで英語とグロービスの通信(マイナビの福利厚生)で経営について勉強中です。

(採用 Y)キャリアは1つではない。――自ら発信して、動いて、いまのキャリアを形成されたIさんだからこその意見だと思います。いろいろなお話が伺えてとても参考になりました。本日はどうもありがとうございました。


千葉支社では地域とのふれあいを大切に、さまざまな試みを行っています。