株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員:土屋芳明)は、2026年卒業予定の全国の大学生、大学院生を対象に実施した、「マイナビ2026年卒 大学生キャリア意向調査6月<奨学金について>」の結果を発表しました。
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【TOPICS】
◆奨学金を利用している学生は36.9%。うち約7割が全額自身で返済予定【図1、2】
◆22.4%の学生が「親・保護者が一部支払う」、9.6%が「親・保護者が全額支払う」。入社予定の企業が奨学金の一部または全額を負担してくれるケースは、全体の約1割【図3】
◆約2割の学生が「奨学金の返済が企業選択に影響した」と回答。奨学金の返済がある学生が注目したポイントは「初任給の額」が最多。一方「返済制度のある企業がなかった」という声も【図4、5】
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【調査概要】
◆奨学金を利用している学生は36.9%。うち約7割が全額自身で返済予定
26年卒学生に奨学金の利用状況について聞いたところ、奨学金を利用している学生は36.9%であった。そのうち、返済が必要な「貸付型」は24.6%、返済が不要な「給付型」は12.3%と、貸付型を利用する学生が多かった。返済予定について聞くと、「(自身で)全額支払う予定」という回答が66.7%と半数以上を占める結果であった。次いで「(自身で)一部を支払う予定」が24.3%で、合計では9割以上の学生が奨学金の返済を自身で負担する予定であることがわかる。【図1、2】
【図1】

【図2】

◆22.4%の学生が「親・保護者が一部支払う」、9.6%が「親・保護者が全額支払う」。入社予定の企業が奨学金の一部または全額を負担してくれるケースは、全体の約1割
奨学金の返済について、学生本人以外(親・保護者、入社予定先の企業)の支払い予定を聞いたところ、「支払いしない」がどちらも最多だったが、親・保護者については「一部支払い」が22.4%、「全額支払い」が9.6%で3割以上が一部または全額を負担する予定ということがわかる。一方、入社予定先の企業については「支払いしない」と回答した学生が9割近くを占めたが、「全額」もしくは「一部支払い」という回答も1割近くみられ、少数ながら返済支援制度のある企業に入社を予定している学生も存在することが示された。【図3】
【図3】

◆約2割の学生が「奨学金の返済が企業選択に影響した」と回答。奨学金の返済がある学生が注目したポイントは「初任給の額」が最多。一方「返済制度のある企業がなかった」という声も
奨学金の返済があることによる企業選択への影響を聞いたところ、約2割の学生が「影響があった」※1と回答した。さらに奨学金の返済がある学生に対し、企業選びで注目するポイントを聞いたところ、「初任給の額(69.6%)」や「福利厚生の充実度(53.5%)」が多かった。また「奨学金返済支援制度の有無」も28.1%となった。企業選択の際の奨学金の影響を自由回答で募ったところ、「初任給が20万円以下だと返済が難しく感じ、そのような企業には応募しなかった」というように、待遇について基準を設け、企業を選ぶといった回答が多くみられた。また中には「奨学金返済制度のある企業を探したがなかった」という回答もあった。日本学生支援機構※2によると奨学金返済支援制度を導入する企業は増えているが、学生からの注目も踏まえ、今後さらなる導入が進むことが期待される。【図4、5】
※1:「とても影響があった」「多少は影響があった」の計
※2:企業等の奨学金返還支援(代理返還)制度 | JASSO
【図4】

【図5】

【調査担当者コメント】

今回の調査では学生に奨学金について尋ねました。約4割の学生が奨学金を利用している中で、企業選択の際に奨学金がどう影響するのかという自由回答では「支援制度を求めていたが見つからなかった」という意見もみられたように、就職先の企業が奨学金を負担するケースはまだ少ないのが現状です。しかし、企業に支援制度があることでこれまで応募をためらっていた学生が安心して応募できるようになる可能性もあります。企業側にとっても幅広い人材へ門戸を開くきっかけとなり、人材の定着にもつながるなど、様々なメリットがあります。今後、こうした制度がより多くの企業に広がっていくことが期待されます。
マイナビキャリアリサーチラボ 研究員 中島 英里香
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【調査概要】「マイナビ2026年卒大学生キャリア意向調査6月<奨学金について>」
○調査期間/2025年6月25日(水)~2025年6月30日(月)
○調査方法/マイナビ2026会員(退会者含む)にWEB DMを配信し、インターネットアンケートより回収
○調査対象/2026年3月卒業予定の全国の大学生、大学院生
○調査機関/自社調べ
○有効回答数/1,801名(文系男子314名 文系女子710名 理系男子423名 理系女子354名)
※調査結果は、端数四捨五入の都合により合計が100%にならない場合があります。
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