就活が「厳しくなる」と答えた学生は前月から20pt増加し、前年の約3倍の83.8%という結果に
そのうち、9割の学生が「新型コロナウイルスの影響」と回答


株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:中川信行)は、2021年卒の学生を対象にした『マイナビ 2021年卒 学生就職モニター調査 3月の活動状況』を発表しました。調査結果の概要(一部抜粋)は以下の通りです。

 

《TOPICS》

▼ 「ライブ形式のWEBセミナー(個別企業セミナー)」の参加率は72.7%、「録画されたWEBセミナー(個別企業セミナー)」は76.6%が視聴【図1、2】

▼ 先輩の就職活動と比較して、83.8%の学生が今年は「厳しくなる」と回答(前年同月比61.6pt増)。

 厳しくなると考える理由は、「新型コロナウイルスの影響」が91.8%【図3、4】

▼ 3月の就活費用の平均金額は前年の約半分の2万2,635円(前年同月比2万1,867円減)【図5】

▼ 3月末時点での第一志望企業の進捗状況としては、34.1%の学生が面接以降まで進んでおり、進捗が早い学生が前年より微増(前年同月比7.3pt増)【図6】

 

《調査概要》

3月中のWEBセミナーの活用状況に関して、「ライブ形式(生放送)の個別企業のセミナー」は72.7%の学生が参加、「録画形式の個別企業セミナー」は76.6%が視聴していた。直接企業と学生が会う合同企業説明会や個別企業セミナーの機会は大きく減ったものの、多くの学生がWEB上でのコミュニケーションを通じて企業との接触や情報収集を行ったことがわかる。WEB面接に関しても、ライブ形式は40.4%、録画形式は16.7%の学生が3月中に経験していた。

 

先輩と比較して自分たちの就職活動が楽になるか、厳しくなるかについて聞いたところ、83.8%の学生が「(かなり+多少)厳しくなる」と回答した(前年同月比61.6pt増)。前月(63.2%)から厳しいと考える学生が大きく増加している。理由としては、91.8%の学生が「新型コロナウイルス感染症の流行の影響があるから」を挙げた。また、「景気が悪い(悪くなる)と思うから(52.3%)」といった回答も多く見受けられ、経済や企業の採用活動への影響を危惧する学生も多い。

 

今年3月の1ヶ月間にかかった就活費用の平均金額は2万2,635円(前年同月比2万1,867円減)で前年の約半分の額となった。個別企業セミナーをWEBで実施する企業が増加し、交通費がかからなくなったことなどが影響したようだ。

 

第一志望の企業の就職活動進捗状況では、面接以降の段階に進んでいる割合が34.1%(前年同月比7.3pt増)で、進捗が早い学生が前年よりやや多い結果となった。

 

【図1】3月のWEB上での活動状況

 

【図2】参考:3月の活動状況

 

【図3】先輩と比較して自分たちの就職活動はどうか

 

【図4】就職活動が厳しくなると思う理由について(n=1,816、複数回答、上位抜粋)

 

【図5】3月の就活費用 (平均・文理男女別前年同月比)

 

【図6】現時点での第一志望企業の就職活動進捗状況(n=2,087)

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

【調査概要】『マイナビ 2021年卒 学生就職モニター調査 3月の活動状況』
調査期間:2020年3月25日(水)~3月31日(火)
調査方法:2021年卒業予定の全国大学3年生及び院1年生のモニター会員に配信。※調査時点
     Web上のアンケートフォームで回収
有効回答数:2,184名(内訳:文系男子410名、理系男子563名、文系女子585名、理系女子626名)

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

※調査結果の詳細はこちら、もしくは「新卒採用サポネット」(https://saponet.mynavi.jp/)からご確認いただけます。