「父」よりも「母」、特に「娘をもつ母」は進路支援に積極的


 

株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:中川信行)が運営する進学情報サイト『マイナビ進学』は、2019年4月に大学・短期大学・専門学校のいずれかに入学した子を持つ保護者を対象にした「進学に関する保護者の意識調査」を初めて実施しました。調査結果の概要(一部抜粋)は以下の通りです。

 

 

 

《TOPICS》

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■子どもが入学した学校に「満足している(非常に・ややを含む)」保護者は全体の75.1%【図1】

 

■「父」よりも「母」、そして「息子をもつ母」よりも「娘をもつ母」の方が、子供が進学した学校への満足理由に「資格取得率が高い」ことを挙げている【図2】

 

■保護者が行った進路支援の内容は、「学習支援(塾や家庭教師・参考書の購入等)」が最も多く、次に「子どもとのコミュニケーション(進学先について聞く、話し合うなど)」が続く。特に、コミュニケーションの実施については「母」および「娘をもつ母」の割合が高い【図3】

 

■保護者が子どもの進学先を選ぶポイントは「子供の学力との相性(43.2%)」「学べる内容(42.2%)」に続き、「実家からの距離(25.6%)」が上位【図4】

 

■子どもの将来の働く姿に望むものは共通して「やりがい(52.4%)」「安定した収入(26.4%)」だが、「娘をもつ父」は全体値より「やりがい(57.9%)」を、「娘をもつ母」は「安定した収入(27.2%)」や「資格や専門技術を活かす(14.8%)」ことを望む割合が高い【図5】

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集計結果概要

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子どもが通う学校に「満足している(非常に・ややを含む)」と回答した保護者は75.1%で、4人に3人の保護者が、子どもの進学先への満足度は高いことが分かった。

また、子どもに対して何かしら進路支援をした保護者は、全体の約8割にも上る結果に。特に、学習支援・情報収集・将来就く職業の話をするなど、子どもとのコミュニケーションは「母」が高い傾向にあることから、「父」よりも「母」の方が、進路支援に積極的であることが推測できる。

保護者が子どもの進学先を選んだポイント(上位3つまで選択)は「子どもの学力との相性(43.2%)」「学べる内容(42.2%)」が上位にあるものの、「実家からの距離(25.6%)」「取れる資格(21.3%)」なども注目される結果となった。

子どもに望む将来の働く姿については、「本人がやりがいを感じる(52.4%)」もしくは、「安定した収入を得られる(26.4%)」仕事をして欲しいという希望が高いが、特に「娘をもつ母」においては「資格や専門技術を活かした仕事(14.8%)」に就くことを望んでいる傾向が「娘を持つ父」よりも強く、学校への満足理由と共通する点が見えた。

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1/子供の入学した学校に満足している保護者の割合n=1,000

 

2/満足している理由 n751)【複数回答】

 

3/保護者が行った進路支援の内容(n1,000)【複数回答】

 

4/子供の進学先を選ぶポイント n1,000)【複数回答】

 

5/子供の将来の「働く姿」として希望するもの n1,000)【複数回答】

 

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【調査概要】『進学に関する保護者の意識調査』

調査期間:2019年8月8日(木)~8月9日(金)

調査対象:株式会社クロス・マーケティングのモニターで35歳~65歳の「本年4月に大学/短期大学/専門学校のいずれかに入学した子供」を持つ方

調査方法:WEBアンケート(アンケート実施は株式会社クロス・マーケティング社に依頼)

有効回答数:1,000名

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※詳細はこちらからご確認いただけます。

また、その他調査データについては『進路のミカタWEB(https://mikata.shingaku.mynavi.jp/cnt/guide/list/stanq/』で公開中です。