非正規社員で働く主婦のうち、「正社員として働きたいと思う」は約2割のみ

「ワーク・ライフ・バランス」を重視し、非正規雇用を望む主婦が多い結果に


 

株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:中川信行)は、現在アルバイトとして働く20代~50代の既婚女性を対象とした、「主婦のアルバイト調査」を発表しました。なお、本調査は今回が初めてとなります。調査結果の概要(一部抜粋)は以下の通りです。(回答数:2,004名)

 

TOPICS】---------------------------------------

・「今後正社員として働きたいと思う」アルバイトとして働く主婦は約2割に留まる。非正規希望者は

「ワーク・ライフ・バランス」を重視する傾向に

・主婦がアルバイトとして働く理由は「生活費」、「貯金」などの金銭的な理由が上位に

・アルバイトを始める際の不安は「職場の人間関係」に加え、柔軟な働き方を重視

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【調査結果の概要】

▼「今後正社員として働きたいと思う」アルバイトとして働く主婦は約2割で、「ワーク・ライフ・バランス」を重視する傾向に

今後希望する雇用形態の意向として、全体では「雇用形態にこだわりがない」が最も高く46.0%、次いで「非正規社員として働きたい」が34.6%で、「正社員として働きたい」は19.4%に留まった。今後も非正規社員として働きたい主婦の理由の上位は、「家事・育児・介護等の両立がしやすいから(74.2%)」、「趣味や他の時間との両立をしやすいから(39.7%)」で、ワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和)を重視した働き方を希望する主婦が多いことがわかる。一方で正社員としての雇用を希望する主婦の上位は「固定給が欲しいから(80.5%)」、「賞与が欲しいから(66.8%)」、「福利厚生が充実していることが多いから(59.1%)」で、給料をはじめとした待遇に魅力を感じ、正社員を希望する傾向にあるようだ。今年の4月に働き方改革関連法が施行され、正規雇用・非正規雇用問わず柔軟な働き方を実現できる環境の整備が進められているが、主婦のニーズからもワーク・ライフ・バランスを実現できる働く環境が必要であるということがわかる。

 

 

【図1】今後希望する雇用形態について

 

 

【図2】今後非正規社員としての雇用を希望する理由(複数回答形式)

 

 

【図3】今後正社員としての雇用を希望する理由(複数回答形式)

 

 

▼主婦がアルバイトとして働く理由は「生活費」、「貯金」などの金銭的な理由が上位に

現在、アルバイトとして働く理由は「生活費のため(82.4%)」が最も多く、「自由に使えるお小遣い稼ぎのため(59.8%)」、「貯金をするため(55.7%)」が続き、金銭的な理由で働く主婦が多いことがわかる。なお、主婦の平均月収は「8万円」だった。

 

 

【図4】現在、アルバイトとして働く理由(複数回答形式)

 

 

▼アルバイトを始める際の不安は「職場の人間関係」に加え、柔軟な働き方を重視

アルバイトを始める際に不安を感じることについて聞くと、「職場の人間関係(68.6%)」が最も高く、次いで「シフトの融通(63.1%)」、「急な休みに対応してくれるか(62.4%)」がランクインした。職場の人間関係に加え、家庭と両立した柔軟な働き方ができるかということを主婦は重視していることがわかる。

 

 

【図5】アルバイトを始める際の不安事項(複数回答形式)

 

 

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マイナビ「主婦のアルバイト調査」概要

【調査方法】 インターネット調査

【調査期間】 2019年3月22日(金)~2019年4月8日(月)

【調査対象】 現在アルバイトをしている20代~50代の既婚女性 ※調査時点

【有効回答数】 2,004名

※詳細はこちらからご確認いただけます。また、その他調査データについては

『ナレビ powered by マイナビバイト(https://nalevi.mynavi.jp/)』で公開中です。

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