大学生、大学院生の4月の内々定率は9.8%


 

株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:中川信行)は、2016年卒業予定の全国大学4年生、大学院2年生を対象とした「2016年卒マイナビ大学生就職内定率調査」の結果を発表しました。

 

本調査は、幅広い層の学生から内定率を調査することを目的として、2010年3月より開始し、今年で6年目となります。また、2016年卒学生の内定率の発表は、本調査が初回となります。調査結果の概要は以下の通りです。

 

<調査結果の概要>

■ 2016年卒業予定大学生、大学院生の4月の内々定率は全体で9.8

3月広報活動開始初年度の4月末時点の内々定率は、前年同月比30.9pt減の9.8%となった。また、平均内々定保有社数は1.4社で、約8割(81.4%)の学生が「1社のみ」と回答した。前年同月の調査では、選考活動の開始月であったため一気に内々定率が増加したが、今回の調査は、広報活動開始から2カ月しか経過していないことから、現時点では本格的な選考・内々定には進んでいない様子がうかがえる。文理男女別では、理系男子が11.6%とやや高い傾向だが、例年のように突出した状況には至っていない。また、内々定保有学生に現時点で入社意思の最も高い企業の業種を尋ねたところ、「サービス・インフラ」が34.1%、「製造(建設除く)」が23.8%と、高い割合を示していることが分かった。企業規模については、1,000人以上の合計が40.8%となり、従業員規模の大きな企業からも既に内々定を得ていると推測できる。

 

内々定保有学生の今後の活動については、83.7%が活動を継続する(「不満なので継続」:21.3%+「不満ではないが継続」:62.4%)と回答し、まだまだ最終的な意思決定を行うまでには達していない。未内定者を含めた今後も活動を継続する学生の割合を計算すると98.4%*1であった。

 

*1 未内定者90.2%に内々定を保有して活動を継続する学生8.2%を足しあげて算出。内々定を保有して活動を継続する学生の割合は、内々定率9.8%に今後も活動を継続すると回答した学生の割合83.7%(内々定先に不満なので続行する:21.3%+内々定先に不満ではないが他の企業も見たいので続行する:62.4%)を掛け合わせて算出している。

※ 正式内定は10月以降となるため、文中では「内々定」と表記する

 

内定率2016年卒4月

 

 

※一昨年から、内々定を得て退会する会員の影響を勘案した新たな計算方式の内々定率も算出しています

 

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2016年卒マイナビ大学生就職内定率調査」調査概要

【調査方法】     『マイナビ2016』の会員に対するWEBアンケート

【調査期間】     2015年4月27日(月) ~ 2015年5月1日(金)

【調査対象】     2016年3月卒業見込みの全国の大学4年生、大学院2年生

【有効回答数】  12,067件(文系男子2,692名、理系男子1,808名、文系女子6,033名、理系女子1,534名)

※2016年卒内定率調査は3月(未発表)より実施

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※調査結果の詳細は採用サポネット(http://saponet.mynavi.jp)で公開しています