株式会社 毎日コミュニケーションズ、社団法人日本将棋連盟、一般社団法人日本女子プロ将棋協会(LPSA)との三者で主催する、「第4期 マイナビ女子オープン」の本戦2回戦が12月20日(月)に東京・将棋会館にて行われ、石橋幸緒女流四段(30)が室谷由紀女流1級(17)を降し、準決勝へと駒を進めました。本対局により準決勝進出者4名が決定し、甲斐智美女王(27)への挑戦を目指します。
準決勝進出者4名は、斎田晴子女流四段(44)、矢内理絵子女流四段(30)、石橋幸緒女流四段(30)、上田初美女流二段(22)です。この準決勝進出により、来期のシード権である本戦トーナメント出場権を獲得しました。
<準決勝のみどころ>
【準決勝第1局】 矢内理絵子女流四段 - 上田初美女流二段 1月7日(金) 東京・将棋会館
準決勝第1局は、矢内女流四段と上田女流二段との対局です。矢内女流四段は、女王2期、女流名人3期、女流王位1期のタイトル獲得経験のある実力者です。一方、上田女流二段は、昨年10月に行われた第31期霧島酒造杯女流王将戦で自身初となるタイトル戦の挑戦者となり、勢いに乗る若手の筆頭です。矢内女流四段は第1期、第2期と2期連続で女王を獲得、第3期の五番勝負で現女王の甲斐智美女流二段(当時)に破れ失冠し、今期は女王奪還の期待がかかります。対する上田女流二段は、本棋戦初のアマ選手として本戦出場を果たした長谷川優貴アマと、第1期ベスト4の鈴木環那女流初段を破り、昨年に続き2期連続でベスト4へと駒を進め、初のタイトル獲得を目指します。両者の過去の対戦は4局で、矢内女流四段の3勝1敗となっています。
【準決勝第2局】 斎田晴子女流四段 - 石橋幸緒女流四段 1月20日(木) 東京・将棋会館
準決勝第2局は、斎田女流四段と石橋女流四段との対局です。斎田女流四段は、女流名人1期、女流王将2期、倉敷藤花1期のタイトル獲得経験がある一方、石橋女流四段も、女流王将1期、女流王位2期のタイトル獲得経験があり、実力が伯仲しています。斎田女流四段と石橋幸緒女流四段の両者とも、第3期でもベスト4に勝ち残ったため、今期は本戦シードとして本戦トーナメントに参加し、安定した将棋で2期連続のベスト4進出を果たしました。両者の過去の対戦は36局、斎田女流四段の17勝19敗となっています。
* 取材・見学などをご希望される方はお気軽にお問合わせください
* 詳細はマイナビ女子オープン公式サイト( http://mynavi-open.jp )をご覧ください
マイナビ女子オープンとは?
女流棋戦では最高の優勝賞金となる500万円と、「女王」という称号が与えられる女流タイトル戦です。第3期「マイナビ女子オープン」の五番勝負では矢内理絵子女王が挑戦者 甲斐智美女流二段に破れ、タイトルを譲り渡しました。また、7月に行われた第4期の公開一斉予選対局では、約450人もの将棋ファンが来場するほどの人気ぶりでした。その他、各対局でスポンサーを募集し、勝利者に懸賞金が贈られるなど、今までにない取り組みを行っています。
【準決勝出場者プロフィール】
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(やうち・りえこ)1980年1月10日生、埼玉県行田市出身。1993年女流2級、2004年女流四段。女王2期、女流名人3期、女流王位1期、タイトル戦登場17回、レディースオープン・トーナメント優勝2回。
第4期本戦トーナメント対戦相手
本戦1回戦 中村真梨花女流二段 本戦2回戦 熊倉紫野女流初段
挑戦権獲得へむけてのコメント
「第一目標であったベスト4に勝ち残ることができ、ホッとしています。次からはまた気持ちも新たに挑戦権獲得を目指し、前向きに自分らしい将棋を貫けるように頑張りたいと思います。」
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(さいだ・はるこ)1966年12月4日生、神奈川県横須賀市出身。1986年女流3級、2001年女流四段。女流名人1期、女流王将2期、倉敷藤花1期、タイトル戦登場12回、レディースオープン・トーナメント優勝2回。
第4期本戦トーナメント対戦相手
本戦1回戦 里見香奈女流名人、女流王将、倉敷藤花 本戦2回戦 中井広恵女流六段
挑戦権獲得へむけてのコメント
「本戦トーナメントでは強敵の里見女流三冠と中井女流六段に勝つことができました。
この勢いを生かしたいと思います。昨年は挑戦者決定戦で負けて悔しい思いをしましたので、今年はぜひ挑戦者になれるように頑張りたいと思います。
また皆様に喜んでいただけるような内容の良い将棋を指したいと思います。」
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(いしばし・さちお)1980年11月25日生、東京都小金井市出身。1993年女流2級、2004年女流四段。女流王将1期、女流王位2期、レディースオープン・トーナメント優勝3回。
第4期本戦トーナメント対戦相手
本戦1回戦 中倉宏美女流二段 本戦2回戦 室谷由紀女流1級
挑戦権獲得へむけてのコメント
「今期は内容的にまったく満足いくものではありませんが、ベスト4に残ることができて一安心です。準決勝の斎田女流四段には最近分が悪いので、まずはひとつお返しができるように少しでも調子を戻して臨みたいと思っています。挑戦者決定戦のことはその後です。」
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(うえだ・はつみ)1988年11月16日生、東京都小平市出身。2001年女流2級、2003年女流初段。2008年女流二段。第31期霧島酒造杯女流王将戦で初の挑戦者権を獲得。
第4期本戦トーナメント対戦相手
本戦1回戦 長谷川優貴アマ 本戦2回戦 鈴木環那女流初段
挑戦権獲得へむけてのコメント
「昨年に続いてベスト4に残れたことを嬉しく思います。
毎年、前年の位置より上へ上がることを一つの目標としていますが、昨年はベスト4で敗れてしまったので、自分自身と戦う意味でも次の一局に全力を尽くします。
ネット中継を通し、観戦してくださる皆さまにとって手に汗握るような将棋を指したいと思います。」